皆さんはいつもどのように漫画を探していますか? アニメ・ドラマ・映画になる人気漫画を選ぶ方法もあれば、ネットやSNSなどの口コミでひっそりと伝わってくる隠れた名作を探す方法もあります。しかしどんな方法であっても、全ジャンルの漫画をチェックするのは大変。そこで今回は、幅広いジャンルから厳選した面白い110作品を一気にご紹介! 大好きなジャンルでお気に入りを探したい人も、普段あまり手にとらないジャンルへチャレンジしてみたい人もぜひチェックしてみてください。
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【あらすじ】主人公・多和田聡子(たわださとこ)は、今年で30歳。スポーツメーカーに勤務しながら、彼氏を作ることなく淡々とした毎日を過ごしていました。ある夜、公園でひとりサッカーをしている12歳の美しい少年・早見真修(はやみましゅう)と出会います。サッカーが上手くなりたい真修に、フットサル経験者の聡子はサッカーを教えることに。元彼でもある上司の椎川の言動に傷つき、翻弄されていた聡子の心は真修との交流によって変化していくのでした。
【作品情報】作者は、『つらなるステラ』などで知られる高野ひと深。本作は双葉社『月刊アクション』から移籍後、講談社『週刊ヤングマガジン』で連載されたのち、全9巻で完結しています。
【おすすめするポイント】おねショタでしょ、とあなどることなかれ! 30歳と12歳の年の離れた男女の関係性が丁寧に描かれています。もちろん、いやらしさはなく、むしろ美しいとさえ思えるストーリーです。2人の間に流れる不思議な雰囲気と、距離感がとにかく絶妙。真修のまっすぐさに、私も癒して!と立候補しちゃう大人が続出するのでは!?
【あらすじ】主人公は関東最大の暴力団・新鮮組の3代目総長の一人息子である近藤静也(こんどうせいや)。静也はランジェリー会社のデザイナーとして働いていましたが、ある日突然、父親が敵対する暴力団員に殺されてしまいます。もともと争いごとを好まない静也でしたが、やむを得ず父の跡を継ぐことになり…。
【作品情報】作者は、本作以外にも多くの作品を世に送り出している新田たつお。ベストセラーとなり、アニメ化やテレビドラマ化、実写映画化もされている本作は、『週刊漫画サンデー』で連載されたのち、全108巻で完結しています。
【おすすめするポイント】ヤクザの世界を舞台にした作品ですが、ハードボイルドな展開はほんの少しだけ! ヤクザの世界特有の血生臭い感じはほぼナシ! 1万人の子分を抱えるヤクザの総長とランジェリー会社の冴えない社員という2つの人生に奮闘する主人公の活躍に思わず笑みがこぼれちゃいますよ。
【あらすじ】主人公は産婦人科医とジャズピアニストという2つの顔を持つ男・鴻鳥サクラ(こうのとりさくら)。しかし彼の本業はあくまでも産婦人科医。ピアニストとして演奏中であっても勤務先の病院から呼び出しがあれば、すぐに病院へと戻るのでした。ある夜、サクラが働く病院に緊急搬送の受け入れが要請されます。搬送されてきたのは、これまで妊婦検診を受けてこなかった未受診妊婦でした。
【作品情報】作者は、シンガーソングライターとしても活動していた鈴ノ木ユウ。二度にわたってテレビドラマ化された本作は、講談社『モーニング』で連載されたのち、全32巻で完結しています。
【おすすめするポイント】妊婦の受け入れ拒否や未成年の妊娠などの、出産にまつわる社会問題をリアルに描いています。現場の過酷さはもちろん、さまざまな問題を乗り越えた末にある、出産・誕生の感動が伝わってくる、涙なしでは読めない作品です。
【あらすじ】舞妓たちが共同生活をする屋形(舞妓置屋)で繰り広げられる舞妓さんたちの日常を、食事を中心に描いた作品。舞台は、京都の花街。舞妓を目指して青森から出てきたものの、マイペースすぎる性格から舞妓になれる見込みはないと言い渡された16歳の主人公・キヨ。ちょうどそのとき、まかないを担当していたおばちゃんが腰を痛めて仕事ができなくなります。キヨは後任の「まかないさん」として屋形に残ることを決意するのでした。
【作品情報】作者は、『アイアンフェザー』や『勤労クレシェンド』などを手掛けてきた小山愛子。本作は小学館『週刊少年サンデー』で好評連載中、23巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】キヨが作る家庭料理は、香りがするんじゃないかと思うぐらいおいしそうで、どこか懐かしい。そんなキヨの作るご飯は、周囲の人の折れそうになる心を支えています。料理以外にも、結った髪を数日はそのままにする、日本髪のときはコンビニに入ることができないなど、あまり知らない舞妓事情も知ることができるので、ちょっとしたツウになってしまうかも!
【あらすじ】幼いころ、共に宇宙飛行士になることを夢見ていた難波六太(なんばむった)と、弟の日々人(ひびと)。2025年、六太が31歳になり会社をクビになっていたそのころ、日々人は夢を叶えて宇宙飛行士となり、月へ向かおうとしていました。六太はそんな日々人をうらやましく思いながらも、何も成し遂げていない自分に落胆し、空虚な日々を過ごしています。そんなとき、六太に宇宙航空研究開発機構JAXAから新規宇宙飛行士選抜試験の書類選考を通過したとの通知が届き…。
【作品情報】作者は、『ハルジャン』で知られる小山宙哉。テレビアニメ化や実写映画化されている本作は、講談社『モーニング』で好評連載中、42巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】冷えた大人の胸をアツくする、夢とロマンがたっぷり詰まった一作。子どものころに思い描いていた夢をもう一度思い出しながら、読んでほしい! 諦めの悪い大人のバイブルと言っても過言ではないかもしれません。勇気とやる気を与えてくれる壮大なドラマに目頭を熱くしながらページをめくりましょう。
【あらすじ】理不尽な理由で、妻と娘の命を奪われた主人公・鴨ノ目武(かものめたけし)、通称カモ。容疑者としてあがったのは、警察官僚の息子でした。いつまでたっても事件の犯人が逮捕されない状況に苛立ちと不信感を抱いたカモは、自らの手で復讐することを決意します。それ以来、理不尽な理由で大事な人の命を奪われた人を救うという名目で、その被害者に代わって加害者への復讐を行う“復讐屋”となります。
【作品情報】作者は、『善悪の屑』の作者として知られている渡邊ダイスケ。『善悪の屑』の4年前の出来事が描かれている本作は、少年画報社『ヤングキング』で連載されたのち、全15巻で完結しています。
【おすすめするポイント】本作は『善悪の屑』から4年前にさかのぼり、カモが復讐を決意するキッカケとなった事件から物語はスタートします。もし、アナタの家族の命が理不尽な理由で奪われたら…、警察上層部の思惑で犯人がなかなか逮捕されない現状を目の当たりにしたら…、カモの気持ちと自分を重ねてぜひ読んでみてください! 正解ってなんだろう、と自問自答したくなるはずです!!
【あらすじ】病気の原因過程を診断する病理医として働く岸京一郎(きしけいいちろう)は、医師の皆から「強烈な変人だが、極めて優秀」と囁かれていました。院内カンファレンスでも言いたい放題、他の医師たちからも煙たがられている岸が働く病理部に、新米内科医の宮崎智尋(みやざきちひろ)が訪ねてきて…。
【作品情報】作者は、原作が本作で一躍有名になった草水敏。漫画が『レンが帰る家』や『彼女の鉄拳』などで知られる恵三朗。ドラマ化もされた本作は、講談社『月刊アフタヌーン』で好評連載中、25巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】医療現場の裏側といえる「病理医」の仕事をきめ細やかに描いた医療漫画。診療科で起こる問題を病理医が解決するという設定も痛快です。決められた職務の垣根を越えて、病気と患者に真剣に向き合う主人公の姿には、心打たれるものがあります。
【あらすじ】11世紀のはじめ、西ヨーロッパ地方でさまざまな土地に現れては、残虐な略奪行為を繰り返す北の蛮族ヴァイキング。2本の短剣を武器にする凄腕の少年トルフィンも、その集団の1人でしたが、トルフィンは略奪に一切興味がありません。なぜなら彼は、ヴァイキング集団の首領であるアシェラッドに殺された父の仇を討つために近づいたのでした。
【作品情報】作者は、『プラネテス』で知られる幸村誠。テレビアニメ化された本作は、講談社『週刊少年マガジン』から移籍したのち『月刊アフタヌーン』で好評連載中、27巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】主人公・トルフィンをはじめとする登場人物のキャラクターが敵味方関係なく感情移入できるぐらい魅力的に描かれています。特に復讐という一つの目的のために己を磨きあげ、強くあり続けようとする主人公には感服必至! 当時使われていた剣を武器にして戦うシーンや食文化などは、この漫画が歴史の教科書だったらいいのに、と思えるほど丁寧に表現されています。
【あらすじ】OLの奈緒(なお)は、友達のあやと、そのいとこの佳央梨(かおり)の仲良し3人でお泊まり飲み会を楽しんでいました。「オチがある愚痴を言いたい」と言う奈緒に、佳央梨は自身が勤める会社の先輩女性、通称“自サバ女”と呼ばれる赤川のことを話し始めます。自分のことを「サバサバしている性格」という言う赤川は、周囲からは全くそうは思われておらず、むしろ無神経でうざいと思われている存在。人に注意はするくせに、自分の勘違いは認めないという面倒くさい性格で…。
【作品情報】作者は、本作で漫画家デビューを果たしたマキノマキ。本作は小学館のWebコミック配信サイト『裏サンデー女子部』で40巻(2023年6月23日時点)まで好評配信中です。
【おすすめするポイント】自称サバサバ系女子、マウンティング女子など、「こういう人、自分のそばにもいる!」と思わず共感してしまうエピソードが盛りだくさん。ムカつく奴らが成敗される姿を見たいあなた、これを読んで一緒にすっきりしちゃいましょう!
【あらすじ】返済能力がない人々を相手にする、金融会社・カウカウファイナンスの若社長・丑嶋馨(うしじまかおる)。彼のもとにやってくるのは、毎朝9時になると来店する“奴隷くん”と呼ばれるパチンコ依存症の主婦たち。丑嶋は、まともな金融機関からは融資を受けることができない彼女たちのような相手に金を貸す、いわゆる「闇金」。カウカウファイナンスには、今日も金を貸してほしい人たちが次々と相談にやってきます。
【作品情報】作者は、本作で第56回小学館漫画賞一般向け部門を受賞したことで知られる真鍋昌平。本作は小学館『週刊ビックコミックスピリッツ』で連載されたのち、全46巻で完結しています。
【おすすめするポイント】「10日5割(トゴ)の超暴利」、まずあり得ない数字だけど、闇金には何があっても手を染めない! 改めて自分に誓えるくらいその怖さをこれでもかと教えてくれる本作。闇金の底無し沼にはまり、悲惨な末路を辿っていく登場人物たちには正直同情できません! 丑嶋の眼鏡の奥に光る全く笑っていない目が本当に恐ろしいです…。
【あらすじ】料理人・ケンが目を覚ましたとき、彼は戦国時代の京都にいました。間者と思われ雑兵に殺されそうになっていたところを、刀鍛冶の夏(なつ)に救われます。ケンには記憶が一切なく、自身のことすら覚えていません。ひとまずご飯でも食べよう、と料理を振る舞おうとする夏に、「自分が料理をする」と申し出るケン。記憶がないなかで、料理の仕方だけはしっかりと覚えていたのです。絶品料理を作るケンの評判は瞬く間に広がり…。
【作品情報】作者は、原作が料理監修者としても知られる西村ミツル。漫画が、『バロンドリロンド』で知られる梶川卓郎。ドラマ化された本作は、芳文社『週刊漫画TIMES』で好評連載中、34巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】江戸時代にあった材料だけを使って美味しい料理を次々に作る姿は見ものです。こんな料理なら、信長の胃袋もつかんで当然!料理シーンがふんだんに散りばめられているので、王道の料理漫画なのかと思いがちですが、実は歴史要素強め。北畠や足利、朝倉、浅井、六角など歴史上の人物もたくさん出てくるので、歴史好きでも十分満足のいく作品ですよ!
【あらすじ】弁護士として働く筧史朗(かけいしろう)は、男前でストイックな倹約家。そして、美容師の矢吹賢二(やぶきけんじ)は人あたりのいいロマンチスト。アラフォーの同性カップルである2人は現在同棲中。料理好きな史朗は賢二との生活で1ヶ月の食費を2万5千円以内にすることを目標に、今日も2人分の食事を愛情込めて作ります。
【作品情報】作者は、『西洋骨董洋菓子店』や『大奥』で有名なよしながふみ。ドラマ化されている本作は、講談社『モーニング』で好評連載中、21巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】「大切な人と一緒に食べるご飯の素晴らしさ」「料理の楽しさ」を改めて考えさせられる漫画です。丁寧に描かれているのは2人の心理描写だけではありません!史朗の調理シーンは、レシピ本かと思ってしまうほど詳しく描かれています。美味しい食事をイメージしながら、史朗と賢二を通じて描かれる同性カップルのほっこりする日常風景に癒されてください。
【あらすじ】主人公・鳥栖哲雄(とすてつお)は、47歳のサラリーマン。実家を出て一人暮らしをしている大学生の娘・零花(れいか)と久しぶりに会えることを楽しみにしていました。しかし、会った零花の顔には暴行の跡が。怪しんだ哲雄は、零花が大学に通っている間に彼女の部屋を確かめに行きます。すると、部屋に男がやってきて、哲雄は咄嗟に身を隠します。電話をする男の話から、妻の実家の財産を奪う計画が進められていることを知った哲雄が起こした行動とは。
【作品情報】作者は、原作が『100万の命の上に俺は立っている』で知られる山川直輝。漫画が『サイコメトラーEIJI』、『クニミツの政』など数々の作品を手掛ける朝基まさし。講談社『週刊ヤングマガジン』で好評連載中、21巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】ミステリー小説オタクの父親が、豊富な犯罪知識をもとに家族のために犯罪に手を出すという、ありそうでなかった設定が面白い。小説から得た知識は非常にレベルが高く、思わず感心してしまうほどです。判断力と行動力がすごいサラリーマン哲雄VS半グレ! 家族想いの哲雄をついつい応援してしまいます!
【あらすじ】舞台はあやかしと人間が共存する世界。人間の女性にとってあやかしの花嫁になることは至高の喜びでした。そんな世界の住人・柚子(ゆず)は、ある日妖狐の花嫁に選ばれている妹と言い争い、つい妹を叩いてしまいます。怒った妹の恋人の妖狐に腕を焼かれたショックと、誰からも愛されない絶望感から家を飛び出し、ひとり歩道橋で途方に暮れていた柚子。そんな柚子の前に漆黒の髪に紅い瞳を持つ世にも美しい男性が現れ、柚子のことを「俺の花嫁」と呼びます。
【作品情報】スターツ出版『小説サイト ノベマ!』でクレハが連載していた小説を、富樫じゅんの作画でコミカライズした本作。スターツ出版株式会社の電子コミック誌『noicomi』で連載中で、現在17巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。「コミックシーモアみんなが選ぶ2023電子コミック大賞」に選ばれました。
【おすすめするポイント】家族に虐げられ、愛される自信をなくして絶望していた主人公・柚子が、ある日あやかしの花嫁に選ばれるというシンデレラストーリーの本作。強くてカッコいい男性から花嫁に選ばれて絶対的に愛されるという設定も、女性なら誰もが憧れるのでは? 二人がどのように愛を育んでいくのかが楽しみな異世界ラブストーリーです。
【あらすじ】祖父と二人暮らしの男子高校生・五条新菜(ごじょうわかな)の夢は、祖父と同じく雛人形の顔を作る「頭師」になること。しかし高校生になった新菜の趣味「雛人形」に共感してくれる友達は皆無で、いつも孤独に過ごしていました。ある日学校のミシンで雛人形の着物を縫っている新菜のそばに、クラスで人気者のギャル・喜多川海夢(きたがわまりん)がやってきます。コスプレが趣味の海夢は、好きなキャラクターになりきるための衣装を作ろうと悪戦苦闘中。新菜のミシンの腕を見込んだ海夢は、コスプレのための衣装作りを頼み込みます。
【作品情報】本作の著者は『桃色メロイック』など多くの人気作品を発表してきた福田晋一。スクウェア・エニックス『ヤングガンガン』にて好評連載中で、現在11巻(2023年6⽉23⽇時点)まで発売されています。「電子コミック大賞2019 男性部門賞」など様々な受賞経歴があり、その人気からTVアニメ化もされました。
【おすすめするポイント】かわいくて色っぽいクラスの人気者の海夢と、ちょっとコミュ症で地味目の男子高校生・新菜。一風変わった趣味を持つ二人が、目標に向かってあれこれ試行錯誤していく様子に、つい応援したくなります。雛人形に関する描写も秀逸で読みごたえ抜群。や、今後のスクールライフの人間関係など、ドキドキハラハラてんこ盛りのストーリーも見どころです。
【あらすじ】幼い頃から霊が見える佐々木みかんは、就職した会社のイケメン部長・亜久津が、いつも霊に囲まれているのを気にしていました。とはいえ会社では日々上司に怒られることが多く、亜久津部長と直接話すこともほとんどありません。そんなある日、みかんは誕生日を迎えたものの祝ってくれる相手もなく、ひとり公園でお酒を飲んでいました。たまたま通りがかった亜久津部長に、すっかり酔っぱらったみかんは「抱っこしてくださーい」としがみつきます。そんなみかんを放っておけない亜久津部長は自宅に連れ帰ります。
【作品情報】本作は株式会社コミックストック『コイパレ』で連載中で、現在単行本は3巻、連載版は21巻(2023年6⽉23⽇時点)まで発売。著者はつきのおまめで、本作以外にも『奈々子と薫 堕落していく、僕たちは。』『 保護者失格。一線を越えた夜』などの多くの作品を手掛けています。コミックシーモアの「年間ランキング 2020~少女・女性マンガ編」で第6位へ入賞した人気作です。
【おすすめするポイント】大人のオフィスラブとオカルト展開の両方を楽しめる贅沢な作品。どこか不器用で会社でもうまくやっていけないみかんと、クールで冷静沈着な亜久津部長。ちょっとしたきっかけで、対照的な二人がどんどん親密になっていく恋愛模様が見どころです。普段はおどおどした感じですが、酔っぱらったみかんの迫力にはギャップ萌え!
【あらすじ】28歳の社会人・勇太の目下の目標は彼女を作ること。社会人サークルに参加している花奈を狙っている勇太は、飲み会の帰りに告白するもあっさり振られてしまいました。友人とやけ酒を飲んで帰宅し、気晴らしにアダルトビデオを見ていた勇太の前に現れたのは風呂上りでバスタオル1枚のさやか。アメリカの有名企業を辞めて日本に帰っきたさやかは、勇太と同居することになっていたのです。10年ぶりに刺激的な再開を果たした二人はどうなる?
【作品情報】ソルマーレ編集部の青年Webコミック『ズズズキュン!』で連載されたのち、全49巻で完結しています。Sosoが作画を、サニーが原作を担当しています。本作はフルカラー版なので、Sosoの描くムチムチセクシーな女性がより色っぽく見えます!
【おすすめするポイント】強気になれない主人公の勇太は、いい人止まりで終わってしまうタイプの男性。こういう人は身近によくいるので、共感や親近感を覚えます。またストレートな物言いをする幼なじみのさやかと、小悪魔的な魅力のある花奈は、それぞれ違う魅力があり、読む人によって推しが分かれるところ。これからの三人の人間関係がどのように変わっていくのか、個々の駆け引きからも目が離せません!
【あらすじ】滝口宵(たきぐちよい)はすらりと背が高く、やや低めの声、さらに美しい男顔を持つ女子高生。学校でも周囲の女子たちから「王子」「ヒーロー」などと呼ばれて憧れの的となっていました。しかしこの学校には、「もう一人の王子」と呼ばれる男子高校生・市村先輩がいたのです。放課後、宵は立ち寄ったコンビニで男性に絡まれますが、助けに入ったのはなんと市村先輩。公園で少し愚痴を話した宵に、市村先輩は驚く提案をします。
【作品情報】本作は、講談社『デザート』にて好評連載中で、現在6巻(2023年6⽉23⽇時点)まで発売されています。著者は、映画化でも話題となった『ひるなかの流星』や『椿町ロンリープラネット』など、数々の人気作を発表してきたやまもり三香。「2022年このマンガがすごい! オンナ編」で4位にランクインしました。
【おすすめするポイント】体育祭では転んだ女子をお姫様抱っこして一位でゴールし、コンビニでは絡んできた酔っ払いを撃退するという宵。男子顔負けのカッコいい振る舞いに、ドキッとしてしまう女性読者もいるのでは? 女子の憧れの的となる宵ですが、自分が望んだことではないという複雑な心理描写も描かれています。自分を女の子として見てくれる市村先輩に、ドキドキしてしまう宵の可愛さも見どころ!
【あらすじ】主人公・石森羽花(いしもりうか)は、しゃべるのが苦手で内気な性格の女の子。羽花は高校に入学する前に、レモン色の髪をした魅力的な美少年・三浦界(みうらかい)と出会います。その後、彼と同じ高校に進学した羽花ですが、なんとその高校には中学時代に羽花をいじめていた同級生たちもいたのです。再びいじめを受けそうになり落ち込んでいた羽花に、界は「助けを求めよう」とアドバイスをします。自分の性格に嫌気が差していた羽花は、界に変わるきっかけをもらって…。
【作品情報】作者は、『流れ星レンズ』で知られている村田真優。本作は集英社『りぼん』で好評連載中、22巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】自分を変えたいと思っている(あるいは思っていた)そこのあなた、ぜひ一読あれ。不器用だった羽花が、界との出会いによって前向きな性格へ変わっていく姿に、心が動かされるはず!
【あらすじ】主人公・小桜ののか(こざくらののか)は、子どものころに参加した年末のカウントダウンイベントで見かけた幸せそうなカップルに憧れを抱いていました。高校生になったののかは、「彼氏と2人でカウントダウンイルミネーションを見にいきたい!」と願うものの、一向に彼氏は見つからず。そんなとき、友達に誘われて参加した合コンで、同い年の桐山直也(きりやまなおや)と出会います。しかし、会った途端に直也から「一生彼氏ができなさそう」と言われるハメに…。
【作品情報】作者は、『高校デビュー』や『青空エール』で有名な河原和音。本作は集英社『別冊マーガレット』で連載されたのち、全14巻で完結しています。
【おすすめするポイント】純粋で真っ直ぐなののかと、何を考えているかわからない終始半笑い気味の直也のやりとりに、思わずニヤニヤしちゃいます。お互いの第一印象はいいとは言えなかった、ののかと直也。近づくほどに変わっていく2人の関係性に目が離せない、王道ラブストーリーです!
【あらすじ】男子バスケ部のマネージャーの主人公・町田由希(まちだゆき)は、バスケ部キャプテンの木戸(きど)に密かに想いを寄せていました。そんなある日、木戸に彼女ができたことが判明。失恋してしまった由希がひとり部室で泣いているところを、生意気な後輩・成瀬翔(なるせしょう)に見られてしまいます。もともと由希に興味を持っていた成瀬は、それから事あるごとに由希にちょっかいを出すようになって…。
【作品情報】作者は2年連続で白泉社電子書籍大賞を受賞したことで話題となったミユキ蜜蜂。本作は白泉社『花とゆめ』で連載されたのち、全23巻で完結しています。
【おすすめするポイント】ツンデレな由希と強引でチャラい後輩・翔。話が進むごとに少しずつ変化する2人の関係性に注目! 生意気だけど、まっすぐな翔のセリフに、胸キュン必至です。バスケシーンをしっかりと描いているので、スポーツ漫画としても見応え十分!
【あらすじ】高校入学から2か月目のある日、教室の自分の机に男子の字で書かれたラクガキがあることに気がついた越野世理奈(こしのせりな)。書かれていたラブソングの歌詞が気になった世理奈は、歌詞に対するつっこみを書くことに。数日後、自分の席に誰かが座っているところを目撃した世理奈は、急いで駆け寄ります。そのラクガキを書いていたのは1つ上の水川先輩でした。先輩が気になって仕方ない世理奈は、何とか先輩に近づこうと頑張りますが…。
【作品情報】作者は、『片想いの逆襲』で有名な馬瀬あずさ。本作は講談社『デザート』で連載されたのち、全10巻で完結しています。
【おすすめするポイント】初めての恋、初めての彼氏、初めてのキス…胸キュン要素満載のスクールラブに思わず眩暈! 東京の下北沢を舞台にした情景描写がとてもリアルに描かれていて、この場所はあそこ? なんて考えながら楽むのも◎!
【あらすじ】友達とカフェにいた主人公・日生ほたる(ひなせほたる)は、隣のクラスのイケメン男子・花野井(はなのい)くんとその彼女が別れ話をしているところを目撃。その帰り、ほたるは雪が降るなか傘も差さずベンチに座っていた花野井くんを見つけます。彼に思わず、風邪を引くからといって傘を差してあげたほたるでしたが、まさかそんな行為だけで好きになられてしまうとは…。花野井くんから「付き合って欲しい」と告白されたほたるは戸惑いつつも付き合うことに。
【作品情報】作者は、『おはよう、いばら姫』で知られている森野萌。日本出版販売が運営する漫画賞「全国書店員が選んだおすすめコミック2019」でもランクインした本作は、講談社『デザート』で好評連載中、13巻(2023年6月23日時点)まで発売されています。
【おすすめするポイント】長身でイケメン! 偏差値も80超えというハイスペックだけど気持ちが重たすぎる花野井くん、地味で恋が何かもわからない食べることが大好きなほたる。2人のアンバランスな関係と、猛烈アプローチを受けたことをきっかけに、次第に彼に興味を持つようになるほたるの心境にキュンです!
面白い漫画はジャンルが豊富! 一度読んだらハマってしまうこと間違いなし。
今回は、選りすぐりのジャンルから「面白い!」と評判の110作品をご紹介しました。巷で話題になっている作品はもちろん、スポーツ、ギャグ、ラブコメ、サスペンスなど、王道とも言えるジャンルには名作がたくさんあります。今まで手を出していなかったジャンルでも、ここでの紹介をきっかけに一度読み出したら新たな扉が開くかもしれません。どハマリできる漫画を探している人は、ぜひいろいろな作品を試し読んでみてください!