彩度低めな書影の印象そのままに、冷たく悲しく淡々と進む復讐劇がこちら。巻末の描き下ろしも糖分控えめですが、最後はきちんとハッピーな形で締めくくられます！
自殺に追い込まれた父と死んだ母の復讐のため某議員の愛人となった晃。スキャンダルのネタを得るため、議員に抱かれる……。良識ある大人なら痛々しくて見ていられないところですが、本作の攻め・弘瀬は晃に同情などしません。この弘瀬、いまいち感情が読めない、「温度感のない」キャラクターで。薬漬けの晃を抱いているときも、口では「かわいそうに」と言いつつもその顔に憐憫の情は全くなし。人間らしさを感じない弘瀬と、復讐したいのに冷徹になりきれない、ある意味とても人間らしい晃の対比が印象的でした。
虚勢を張る晃に、憐れみではなく劣情を抱いてしまう。憎くて仕方ない相手なのに頭から離れない。そんな分かりづらい二人の感情の変化が見どころです……！

＜あらすじ＞
自殺に追い込まれた父と死んだ母の復讐のため、黒幕である議員の愛人になった晃。しかし秘書の弘瀬にその思惑を感づかれてしまう。

捜査中に発情誘発剤を注射され、ラット（急性的な発情） を起こしてしまったα警察官のエリック。通りすがりのβ医師・リーンに助けられ関係を持つようになりますが、リーンは何か隠しているようで……？
幼い頃のトラウマでΩを抱けないエリックが発情の熱を持て余して迫り、獣のように激しく貪り合う情熱的なセックス描写が最高でした！ 強面でバキバキの肉体派のエリックが優しい雰囲気のリーンに組み敷かれているさま、その官能的な表情がたまりません！ 美麗な筆致で描かれる肉体美溢れる絡みはまさに眼福。細かく描き分けられたエリックの表情から漏れる心の動きにキュンとさせられました。
ストーリーも1巻完結とは思えないほどしっかりとしたミステリーサスペンスで、黒幕を追いかけていく中で湧き上がる不安や猜疑心にハラハラしながら読むことができます。リーンの秘密やエリックのトラウマなど一筋縄では行かないいくつもの伏線が張られ、何度も読み返して世界観に浸りたくなる一冊です！

＜あらすじ＞
刑事のエリックは捜査中、突然通り魔に“発情誘発剤”を注射されてしまう。道で行き倒れていたところをリーンと名乗る医者に介抱され、彼の家で一晩を過ごすことに……。

全国のメス堕ちファンの皆さん、お待たせしました！ バリタチのトロ顔が拝める珠玉の一冊をご紹介します♪
「演技に色気がない」と言われたり、仕事が忙しくてご無沙汰気味だったり……散々な毎日を送っていた人気俳優・一慧。泥酔した勢いで、冴えない眼鏡男・馬殿に襲い掛かるも、逆に馬殿に「初めて」を奪われてしまいます！ 馬殿と一夜を過ごしてから演技に色気を取り戻したと評判の一慧ですが、今度はアレが勃たなくなる非常事態が発生！ 自分で処理しようとしても勃たなかったのに、馬殿の声に反応してしまった上に楽屋で「二度目」まで……という王道ネコ化にニヤニヤが止まりません♪
マネージャーとなった馬殿の超強引なアプローチを受けるうちに、かつてのバリタチ俳優も立派なメスの顔になっていきますが、そんな彼を他のタチが見過ごすはずもなく……。後輩のカワイイ系俳優に一服盛られてもなお、馬殿しか見えてないところにキュン♪ 薬で素直になった一慧の姿は必見です!!

＜あらすじ＞
大人気俳優の一慧は、界隈では有名なバリタチだったが、最近はご無沙汰気味…。夜道を歩いている途中、馬殿にぶつかり酒をかけてしまう。激しい一夜を過ごした後、馬殿はなんと一慧のマネージャーとしてつくことになり──!?

神聖な大樹を守る妖精「森の民」へ下界の街メーヌから花嫁を送り届ける任務の最中、何者かにより拉致されたオリバー。目覚めたばかりで朦朧としているところを森の民の若様・ルフェネスに無理やり抱かれてしまい……。
足を滑らせておパンツ（女性用！）が見えてしまったり、その気もないのに儀式を行う洞窟に入ってしまったりなオリバー君、うっかりチョロインにもほどがあります（合掌）。加えて、幼い頃に交流があった森の民の女子を一途に思い続けるピュアボーイ！ そんな彼が、大樹の力でトロトロになったりぽわぽわになったりするのがめちゃくちゃカワイイんです♪ お相手のルフェネスも、不遜な態度の割にオリバー溺愛モードの破壊力がすごい……。スパダリって種族を越えるんですね……。
樹液には媚薬作用がある上に種を飲むとぽわぽわになってしまう大樹……儀式が完了すると男性でも妊娠できるようになるなんて……ただし、用法用量は必ず守って使用しなければいけませんね！

＜あらすじ＞
神聖な大樹を守る妖精の一族へ、下界の町から輿入れすることになった花嫁。その護衛を任された兵士のオリバーは、花嫁を引き渡す寸前で何者かに拉致され、無理やり抱かれてしまい──!?

媚薬で乱れる受けの身体に絡まる無数の触手、我慢がきかない攻めの表情……、大興奮要素盛りだくさんの作品がこちらです。
媚薬成分を持つ植物に襲われて超敏感な発情状態になってしまった領主の息子マオ。その火照った身体の性欲処理を、元従者で薬屋のテンマが行う……という本作。繊細なタッチで描かれる蔓状のスタイリッシュな触手は美しくかついやらしく、身動きができず媚薬効果でぐずぐずのマオの全身にくまなく這い絡みまくる様子がとってもエロくてずっと見ていられます……！ マオのえっちな姿に理性を抑えきれないテンマの興奮した欲情溢れる表情にもご注目です！
昔からマオへの想いを募らせているテンマ、テンマの気持ちに気づかない鈍感なマオ。身分の差や拗らせた感情ですれ違ってしまう、幼馴染でもあるふたりのもどかしい関係にもじれきゅんさせられますよ。媚薬でとろとろ、触手に絡みに絡まれ、もつれていく恋愛模様をぜひお楽しみください♪

＜あらすじ＞
領主の息子・マオは、媚薬作用のある植物の実を採取しに森へ赴くが、その触手に襲われ、あられもなく乱されてしまう。仕方なくその“処理”を幼馴染で元従者の薬師・テンマに託すが──。

異生生物園の新人飼育員・ハチは祖父のような立派な飼育員になるという夢のため、先輩・蓮見の厳しい指導に耐える毎日。ある日、不思議な歌に呼ばれたハチは触手に捕えられ……!?
媚薬で気持ち良くなってしまった上に、気付いたらお腹に種まで……！ 人外から好かれやすい体質ゆえに、その後も人外たちにあんなことやこんなことをされるがまま……。媚薬で蕩され、触手で開発され、どんどんエロさに磨きがかかっていくハチがチョロ可愛くてとっても最高です！ 登場する人外たちも可愛く個性的で、細かなキャラ設定によって媚薬、触手、水中、母乳、夢の中などなど様々なプレイを楽しむことができます！ 強面指導係の蓮見の保護者っぷりにもほっこりしたり、えっちな本当の姿にドキドキしたりと、振り幅広く色んな顔を見せてくれるので感情が忙しいです！
ファンタジーな世界観ながら、祖父と人外とハチとの絆に思わず感動するストーリーが展開する本作。童話のような不思議な読後感の一冊です。

＜あらすじ＞
異生生物園「ニューワールド」の新人飼育員として働く主人公・ハチ。様々な人外の生き物たちが暮らす園でのえっちなお触り回避不可の異世界ラブストーリー♪

媚薬で潤みきったエロとろ顔のガテン男子たちを堪能できる作品がこちら！
幼馴染の一輝と征二は現在ルームシェア中。ある日、先輩から風俗に誘われた一輝に征二が「俺と付き合って!!」と言い出して……。
寡黙で無表情な見た目とは裏腹に、征二の心の中は「かわいいかわいい…(以下略)」と一輝への溺愛と執着が大渋滞！ 長年の恋が叶ったかと思いきや、一輝に気持ちは伝わっておらず、受け攻めポジションを巡る攻防戦まで勃発し、ちっとも甘い雰囲気になれない二人にじれもだが炸裂です！ しまいには“勝負”に勝つために媚薬まで持ち出すも、欲情した征二に返り討ちにされ、初めて味わう快楽にびくびくと身体を震わせてしまう一輝がエロすぎる……！ 逞しい見かけによらず、恥ずかしがり屋の陥没乳首もたまりません！ 両想い後の初エッチでは初々しさ全開の二人に満面の笑みがこぼれてしまいます！ 随所に散りばめられた噛み癖や匂いフェチなど細かな萌えどころも必見です♪

＜あらすじ＞
ルームシェアをしている征二と一輝は、幼稚園からの幼なじみで大親友――だったはずが、一輝の「風俗で脱童貞する」宣言から大きく関係が変わってしまう。

特殊性癖プレイがお好きな方におすすめ！
鮮やかな派手髪のDK咲久は行きつけのシルバーアクセ店店長・融々に片想い中。ある日、融々がアダルトグッズも扱うと知った咲久は自分の身体でグッズのお試しをして欲しいとお願いして……。
オトナの玩具に拘束、おもらしに媚薬などなど……、童貞処女の咲久に対してエッチの時にはドSに豹変して責めまくる融々の怒涛の変態プレイの数々が最高すぎて、性癖を刺激されること間違いなし！ ピアスがかっこいいクールな融々とやんちゃだけどピュアな咲久のキャラも魅力的で、お互いのことが大好きという純度の高い気持ちが伝わってくるふたりのラブラブさが良きです。融々に開発されてどんどんエッチになっていく咲久が可愛くて、ハードなプレイでとろとろにされて感じまくる泣き顔がたまりません……！
タイトルにある咲久のハジメテの『ロスト』ぶりと『925』という数字の意味を本編でぜひお確かめください♪

＜あらすじ＞
派手髪ヤンキー咲久は、シルバーアクセサリーショップ店長の融々に片想いをしている。ある日、店の裏商品であるアダルトグッズがずらりと並ぶ部屋に入ってしまい……。