恋の進捗、いかがですか?
漫画家や小説家といった「先生」を色んな意味で支える書籍のプロフェッショナルといえば……そう、編集さんです! BL好きの方にも馴染み深い職業のひとつですよね♪
創作活動の手伝いから家事全般、そして夜のお世話まで……「先生」にとって欠かせない存在の編集さんにまつわる本特集。目が離せません!
爆あま注意報発令! 攻めの受けに対するつよつよ愛にとろけてしまわぬよう、心の準備をお願い致します!
ある日、担当が敏腕編集長の高倉に変わることを知らされた作家の篠原。しかも、高倉は篠原に官能小説を書いて欲しいと言い出して…… 。以降、高倉による献身という名の怒涛の溺愛がスタートします!
甘い笑みを浮かべ、敬語でじわりじわりと篠原を責める高倉のイケメン圧が凄まじい! 小説の参考に、と言いながら編集者と作家の関係性をぐいぐい超えていく高倉ですが……読者だけは知っています。高倉には下心満載です! そんな高倉の思惑にも気付かず、あれよあれよと体を開かれうっとり恍惚とした表情を浮かべる篠原。しまいには「貴方のが欲しい」なんて自分からおねだりしてしまう先生、エッチすぎやしませんか……!?
後半のエピソードでは、ドS執着溺愛攻めな高倉の一途なギャップに思わずキュンとしてしまいます! 丸ごと1冊高倉の糖分過多な愛情たっぷりで、大満足間違いなしです♪
さあさあ、ヤマヲミ先生の描く“おめめタレタレ幼児”が好きなら寄っといで!
突然の離婚と子育てに疲労困憊し、仕事を辞めようとする担当編集・柚木と、彼を手放したくない作家・黒岩。黒岩は柚木に同居生活を持ち掛け、柚木の息子である実に対しても見事なイクメンぶりで子育てをフォローし、ついには柚木の心も体もすっかりいただいちゃいます。
もともと柚木に気があり下心もあったとは言え、黒岩の「家族が欲しいと思っていた」という本音や、実を心から慈しむ様子、そして甘え下手な柚木を優しくも激しくトロトロに抱きつぶす愛情の濃さに、思わず心惹かれてしまいます!
作家×担当の編集者BLである上に、擬似親子の育て愛も楽しめて、しかも眼福の黒髪イケメン攻めという、1冊で何度も美味しい作品です。
離れていこうとした柚木を黒岩が新作データで引き止める(そして柚木が喜んで食いつく)、編集者BLならではの愉快なやりとりも楽しいですよ~!
何事も「ほどほどに」が座右の銘である編集者・かぶら木は、唯一崇めてきた画家・蓮の担当になったけれど……?
作風の幅を広げるため、初対面のかぶら木を自らの性体験の相手に選ぶ蓮は、その大胆さとは裏腹にあまりにもピュア! キスは唇と唇を押し当てるだけだなんて、ウブすぎて眩しいです……!
「ミューズ」とも言うべきかぶら木との出会いから蓮の作風は変わっていきますが、新しい画風に対する世間の評価は厳しくて……。天才と評されながらも実は自己評価の低い蓮が、外野の意見に悩む姿には本当に心が痛みます。
思いが通じ合ったことを「夢みたい」とかぶら木が言う一方で、「悪夢のようだ」と言い放つ蓮。どちらの気持ちにも、きっと共感できるはず。「神様に一番近かった天才」である蓮を「ただの人間」にしたかぶら木が、それを自覚してもなお蓮から逃げず、重い愛を正面からぶつけたことが、破滅では終わらない本作の光となっています。
ほんわかした雰囲気の表紙とは裏腹に、恋の苦しさが如実に描かれた読み応えたっぷりの1冊。一度突き落とされてから這い上がりたい方にオススメです!
前世で殺し殺された2人が作家と編集者として再会、という衝撃的な始まり方をする本作。あまりの気まずさに頭を抱える編集者・三春太ですが、作家・東雲は前世から三春太に片想いを続けていた激重男だったのです……!
この平和な世界ならば三春太と結婚出来る!と色めき立つ東雲。前世で殺されたことなど気にせず「会えて嬉しい」「一緒に住むか?」と押して押して押しまくります。三春太が来る時だけは荒れた部屋を整えたり、趣味で三春太との妄想小説をしたためたりと、三春太への愛が止まりません!
そんな東雲の想いはつゆ知らず、三春太は東雲に怯えっぱなしです。東雲の口説き文句を脅しと捉え絶望的な表情を浮かべる三春太の様子に、笑いと庇護欲を誘われます! 一方で三春太には東雲の作品を愛する小説オタクな面もあり、無自覚に東雲の心を救うことも……♪
シリアスな設定から繰り広げられる、斬新なすれ違いラブコメディ! 前世からブレない2人のドタバタお仕事BLをお楽しみください。
女性編集者との情事をネタに作品を書いてきた官能小説家の赤瀬川。しかしそれが問題になったため、担当編集が男性の丸富に代わってしまいます。はじめは気乗りしなかったものの冗談半分で丸富にエッチな挑発をしてみると、意外な反応が面白く興味を持ってしまう赤瀬川……さすが奔放な官能小説家です!
手練れイケメン作家・赤瀬川に対するウブな編集者・丸富の奮闘っぷりが本作の見どころ。真面目な仕事人間の丸富が見せるエッチな表情……そのギャップがたまりません! ついいろんな悪さをしたくなってしまう赤瀬川に共感します♪
しかし赤瀬川にとって、丸富が実は赤瀬川の「小説の」大ファンだったことは大誤算。どんなにとろんとイイ顔をしていても、赤瀬川本人よりも作品を優先する丸富の切り替えの早さについ笑ってしまいます!そして、ファンならではの視点で丸富が赤瀬川の本質に迫るドキドキな展開も。エッチで笑えてちょっと切ない、楽しさ満載の1冊です。
売れっ子作家・葉山の担当を引き継いだ新人編集・雨宮。最初こそ失敗してしまうものの、持ち前の真面目さと作品への愛情で葉山からの信頼を勝ち取り、2人の関係も仕事も順調に進みます。そんな中、葉山の体調を気にした雨宮が彼に眠るよう促すと、掛け布団代わりにと抱きしめられてしまいます! 以降抱きまくら業務が新たに加わった雨宮は、ある日寝ぼけた葉山にキスされてしまい!?
本作で特筆すべきは、ワンコ編集・雨宮の可愛さです! 何をやるにも一生懸命な上に、喜怒哀楽やモヤモヤドキドキなど表情豊かで目が離せません! あまりの可愛さに、つい雨宮が気になってしまうこと間違いなしです! 一方売れっ子作家の葉山ですが、仕事に関してはちゃんと本気モードになるのに、普段はダウナーで無気力……そしてすごく子どもっぽい……! でもそのギャップがたまりません♪
2人の距離が近づいてきてからは、グイグイ押す葉山と、恋愛初心者すぎて担当編集モードが抜けない雨宮の攻防も必見です♪
憧れの作家・九条から、罵倒を浴びせられながら無理矢理身体を暴かれた編集者・成川。しかし彼にとっての一番の衝撃は、憧れの崩壊ではなく九条のそんな行為に自分の身体がえっちに反応しちゃったことだったのです!
口では嫌がりながらも身体は素直に欲しがる成川に目ざとく気付き、強引かつ執拗に責める九条。そんな彼の歪んだ心には、かつてのほろ苦い失恋が影響していて……。虚ろな目で過去を語る九条に、成川だけでなく読者も惹きこまれてしまいます……。
一方成川は、EDだったにも関わらず九条に触れられると悦んでしまうというジレンマに苦しみます。弱々しく抵抗しながらも顔を真っ赤にして身を震わせる姿に嗜虐心が煽られます……! また、成川には編集者として九条を気遣うお人好しな面も。作品のことを話す成川の笑顔に癒され、九条もつい弱さを見せてしまいます。
不器用な男たちの、思わず胸を締め付けられるような恋模様をお楽しみください!
さはら鋏先生のデビュー作は、料理本制作現場の対照的な2組を描いた1冊。
前半で描かれるのは、料理王子こと鹿嶋と、代理で彼の担当となった新人編集の糸井の物語。 育った家庭環境の影響で、人前でものを食べることが苦手な糸井。 鹿嶋の料理を試食するも緊張で味がわからず上辺の感想で取り繕いますが、鹿嶋にはお見通しで……。
可愛い外見に反して言葉はキツめな鹿嶋ですが、デレた時の破壊力がすごいんです! ワンコ系な糸井の真っ直ぐな性格に絆されて放っておけなくなる、本当は優しいところも魅力的です。
食べたものが相手の身体を作り変えていく「料理は支配」というちょっぴりダークな要素が、ほんわかした恋模様の中で良いアクセントになっています。
後半は糸井に恋慕する先輩編集・須藤とカメラマン・夏目の刺激的な恋を描いています。
須藤の糸井へのストーカー行為をネタに、夏目に脅されて始まる2人の関係。失恋のつらい心情描写が素晴らしく、全てを忘れたいと欲に溺れていく須藤の色気に惹きつけられます。
編集者にまつわる8作品でお送りました♪
担当編集さんが先生の一番のファンという言葉もしばしば耳にするように、編集さんの先生と作品に対する情熱や愛にグッと惹きこまれる特集となりました。
お仕事BLとしてもお楽しみいただければ幸いです♪
\スタッ腐★イチ推し特集/