タイトルに驚きました。かわいくて!
これはシングルファーザーである、ヒーローの一人息子の心の声です。
原題は『THE MAGIC OF CHRISTMAS』。
ヒーローもヒロインも、心に傷を負っていて。
共に過ごす中で、過去と向き合い、痛みを覚えながらも癒されていく様子に、泣きながら原作を読みました。
息子がとにかく健気でかわいくて!描いてて楽しかったです。
原作が分厚くて最初ビビりました・・・。
サスペンス要素の多いお話で、そこを縮めたので、犯人の心情などを大幅にカットせざるをえなかったのが残念・・・。
そう、ロマンスを描かねば!・・・と言いつつ、どちらかといえば家族愛に重きをおいた作品になりました。
天涯孤独でありながら、強く明るく生きるヒロインと、可愛い娘をもつシングルファーザーのヒーロー。
あれ・・・?私はもしかしてシングルファーザーに弱いのかも・・・。
初めて携われたハーレクイン作品なので思い出深いです。
夫に先立たれ心に傷を負う、ふたりの子供をもつシングルマザーのヒロインと、女性不信ながらヒロインに惹かれ始める紳士なヒーロー。
・・・なにこのステキ恋愛!こんな恋をしてみたいもんだわ!
という高いモチベーションが、つたない画力や構成力をカバーしてくれた気がします・・・。
子供たちを描くのも楽しかったです!
まずタイトルに胸キュンでした!
肩書きにむらがる女性に辟易しているヒーローが、何も持たない自分でも愛してくれる人を求めるという・・・。
ヒロインは容姿端麗なモデルなのですが、母子家庭で育った苦労人でとっても母親思い。
恋愛そっちのけで一生懸命生きてきたふたりの恋は、不器用で歯がゆいですがとても微笑ましいです。
これはもう、ヒーローが私の好みで!
描かせていただいた作品で、唯一紳士感がないヒーローなんじゃないかと。
紳士は大好きですが、可愛げ男子に弱い・・・。
辛い過去を引きずっているのを悟られたくなくて、ちゃらんぽらんに見せる王子。
恋愛経験がないのに、国のために結婚せねばならず、なんとか王子を振り向かせようと奮闘する王女。
ふたりともピュアで可愛いのです。