江口夏実「出禁のモグラ」がTVアニメ化し、2025年7月に放送される。ティザービジュアルとティザーPV、キャスト情報が公開となった。
「鬼灯の冷徹」の江口が手がける「出禁のモグラ」は、モーニング(講談社)で連載中の“怪奇×コメディ”。「あの世から出禁をくらっているから死なない」と語る、怪しい自称“仙人”のモグラ<百暗桃弓木>と、彼と出会う者たちを取り巻く“この世”の不可思議を怪しくおかしく描く。
ティザービジュアルには、抽斗通りでカンテラを携え佇むモグラの姿が、不気味ながらも幻想的な雰囲気で描かれた。またティザーPVでは、怪しい雰囲気を漂わせるモグラの姿の数々が映し出されている。
もぐら湯で世間から隠れるように暮らし、あの世に還るときの道標として幽霊が持つ“灯”をカンテラに集めている人物・モグラ役は中村悠一に決定。ティザーPVでボイスが解禁された。監督は石踊宏、アニメーション制作はブレインズ・ベースが務める。
アニメ化について江口は「大変感謝しております。扱っている題材が題材なだけに内容はとても好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、思い思いに見て頂ければ嬉しいです」とコメント。中村はモグラ役の演技を「百暗は、明るいところ、闇を感じるところ、ツッコミボケ真面目など表情変化も多いのでその塩梅も探っています」と語った。
江口夏実コメント
大変感謝しております。扱っている題材が題材なだけに内容はとても好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、思い思いに見て頂ければ嬉しいです。
アニメスタッフさんは細部まで確認して作り込んで下さり、細かい背景設定を見る度にアシスタントと「この建物ってこうなっていたのか」と言っております。
声優さんも曲もとても合っています、微妙なニュアンスまで汲み取って頂きプロの仕事に頭が下がります。私自身放送を見るのが楽しみです。
中村悠一(モグラ<百暗桃弓木>役)コメント
作品の魅力
ギャグをはさみつつ怪異のお話や、特に戦争のお話をほんのりおり混ぜ独特の手法でメッセージを投げかけているのが印象的でした。
各キャラクターも濃く、テンポの良い会話が続くので、読んでいて引き込まれます。
演じるにあたっての意気込み
キャラクターのテンション感が一番大事だと思ったので(登場シーンと台詞の多さ的にも)バランスに気をつけなければと感じました。
アニメは台詞テンポやシーンの流れ方も、見ている人に合わせるのではなくこちらで構成しなければならないので、この情報量の作品は難しそうだなぁと…。
百暗は、明るいところ、闇を感じるところ、ツッコミボケ真面目など表情変化も多いのでその塩梅も探っています。
TVアニメ「出禁のモグラ」
2025年7月放送開始
スタッフ
原作:江口夏実「出禁のモグラ」(講談社「モーニング」連載)
監督:石踊宏
シリーズ構成:藤田伸三
キャラクターデザイン:たなべようこ
音楽:長谷川智樹
アニメーション制作:ブレインズ・ベース
キャスト
モグラ<百暗桃弓木>:中村悠一
(c)江口夏実・講談社/出禁のモグラ製作委員会
(コミックナタリー)