突然ですが、タテヨミ作品はお好きですか？
「タテヨミ(縦読み)」とはスマートフォンの閲覧に特化した、縦スクロール形式の漫画作品のこと。発祥地の韓国では「ウェブトゥーン(webtoon)」と呼ばれ、近年急速にその市場を拡大しています。一説によると、その読者数は世界に1億人はいるとか……！まさに今絶対に押さえておきたい漫画コンテンツなのです！

タテヨミBLを読まない、あるいは読んだことがないという方に話を聞いてみると、概ね以下の3点に意見を集約することができました。

配信話数が多いので、読み始めるには勇気がいる
タテヨミ作品は1話ずつの単話配信を基本としており、配信数が50話を越えることも珍しくありません。特に「何から読めばいいかわからない！」といったタテヨミ初心者の場合は、試し読みも話数が限られていることもあり、結局手を出せなかった……ということも多そうです。

筋肉質なキャラクターが多く、自分の好みには合わない気がする（特に韓国BL）
韓国BLの醍醐味といえば、バッキバキの肉体美！攻めはもちろん、ガタイの良い受けも非常に多く、筋肉男子や強い男が好きな方にとってはたまらない世界観となっております。
一方で、平均的な体格のほうが好きだという方がいらっしゃるのも事実。自分の好みに合うキャラクターがいないのでは……と感じ、タテヨミ自体を避けてしまう可能性があるのです。

攻めのクズっぷりがフォーカスされるため、やや抵抗がある（特に韓国BL）
こちらも韓国BLの魅力のひとつと言えますが、クズな攻めがかなり多い傾向にあります。人気のタテヨミBLには、俺様×健気、鬼畜×不憫といったカップリングも多いため、「受けが可哀想すぎるのは苦手」「溺愛攻めしか勝たん！」といったタイプのBLファンは、抵抗感を覚えるのかもしれません。

これらの意見を「わかるわかる」と頷きながら読んでいる皆さんに声を大にしてお伝えしたい……。

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実はそれ、誤解なんです！
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一度タテヨミBLを体験した方にはわかっていただけると思うのですが、未読ユーザーが抱きがちな固定観念を根底から覆すほどの魅力がどの作品にもあるのです！先ほど挙げた意見について、それぞれ誤解を解いていきましょう。

配信話数が多い問題
1部～3部構成の作品が多いものの、最近は1部で終わる短編も増えてきました！また、長編作品の場合も、読み進めていくと「いやだ！終わってほしくない！続編求む！」といった感情を抱き始めるはず。一度タテヨミ作品のおもしろさを経験してしまえば、あとは川のごとく流れに身を任せるだけです！

筋肉質なキャラクターが多い問題
受けも攻めも筋肉質orガチムチかと思いきや、実は細身美人な受け作品もたくさんあります！一途で健気なキャラから、つよつよ美人まで各種取り揃えてございます。きっとお気に入りのキャラクターが見つかるはずですので、安心してチャレンジしてくださいね♪

攻めのクズっぷりがフォーカスされる問題 確かに俺様傲慢な鬼畜攻めは多いですし、3部構成作品の場合、大体2部の終わりまではクズ傾向強めです。しかし、クズであればあるほど最終的には受けにしてしまった数々の愚行を後悔し、最終的に受けに逆らえなくなることも……！
その他、「受け→→→→→→攻め」の一方通行から「攻め→→→←←受け」の両想いになる展開や、セフレ関係から始まった2人が……という展開もタテヨミBLの王道です。