すがすがしいほど天然にナルシスト、登場するたび花を背負う社内のプリンスことヒカルは、「人気No.1の常連エロメン・忍を落とせれば、自分が最上の男だ！」と妙な挑戦心からゲイバーに通います。実は同僚で昼間はもっさりダメ社員を装う忍は、正体がバレないようヒカルを徹底的に無視しつつハラハラ＆イライラ。「自分を誘わないのは高嶺の花と躊躇しているのか？」とイイように解釈する様子に我慢ができなくなり、灸をすえるつもりでついにヒカルに手を出してしまい……。そこからは初めて恋を知る乙女のような恥じらいや、大胆なようでウブな反応がいじらしく、抱かれるたび身も心もトロトロに崩壊していくヒカルがもう～可愛くて！ 体は素直に快感に応え、言葉は無自覚に煽る。そんな彼に忍も……。
Hも絶品ですが、忍が忘れた(？)ライターにまつわるやりとりや「朝までいて」という寝言など、萌えシーンからも目が離せません！

＜あらすじ＞
昼は冴えない平社員。夜は視線ひとつで腰を砕く男たらし。2つの顔を使い分ける忍だったが、馴染みのゲイバーに同僚のナルシスト王子、ヒカルが入り浸り始め…。

後輩の乙坂は俺のことをたまに名前で呼ぶ。俺の夢に何度も参加してきた。前髪を切ったらすぐに気づいた(しかもたったの5ミリ)。つまり間違いなく俺に惚れている！ さあ男になれ乙坂！ ……というのが本作の妄想気味愛されナルシスト・北橋生徒会長の心の声です♪ そんな二人は乙坂の大学進学を機に同居。「さあいよいよ告白されるのか――!?」と、ひとり空回って心臓がバクバクしている北橋には笑ってしまいますが、それ以上に真っすぐさが愛おしいのです！ 愛されて育ったために自己愛がすごい北橋は、周りの人への愛も惜しみないため好感度大！ 読者としてもとっても癒されるキャラ。一方の乙坂は本心の見えない謎の男。そんな二人なのでコメディ一辺倒かと思いきや、全くそうではないのもポイントです。自分の胸の痛みやドキドキの理由に向き合ったあとの、北橋らしい盛大な告白シーンは胸に迫るものがありました。ナルシストのなりふり構わぬ姿は必見です！

＜あらすじ＞
ナルシスト・北橋の悩みは、自分のことが「好き」（に違いない！）な後輩・乙坂が告白してこないこと。乙坂の大学進学を機に同居が決まり、いよいよ告白かと思いきや…!?

トップモデルの理緒は周囲からとても愛されて育った影響か、自己肯定感がとても高い男の子。王子様のような見目麗しい容姿でナルシスト発言も様になってしまうところがおバカ可愛く、愛玩する周囲の気持ちがすごくわかります。そんな理緒が初恋相手・愛一と感動的な再会……！ 当然のように愛されると思い込んでいましたが、愛一からは冷たい言葉であしらわれて大ショック。一方、自信満々ナルシストな理緒には冷たい愛一ですが、理緒が泣き出した途端に雰囲気が豹変。実は泣き顔フェチで、理緒の泣き顔は特に性癖を直撃してしまうのです!! そんな泣き顔フェチ攻め×泣き虫ナルシスト受けがドタバタとラブコメを繰り広げながら、表面上のスペックだけでなく実は努力家だったり、家族に負い目を持っていたり、互いを理解し合っていくのがとても良いのです……！
ほのぼのキュン＋可愛さが詰まった本作。過去回想の子供時代も必見の可愛さですよ～！

＜あらすじ＞
17年ぶりに帰国したトップモデルの理緒は、初恋の君・愛一との感動的な再会を夢見ていたが、愛一が理緒を忘れていたことにショックを受け、涙をこぼす。ところが、その泣き顔に発情した愛一に襲われ…!?

既刊『恋する丸メガネ』のスピンオフではありますが、本作から読み始めても大丈夫！
自分よりイイ男が大嫌いなサラリーマン・司が、モテモテ王子様・央児から執拗に付きまとわれるというストーリー。「待っていたぞ 光武央児だ！」など、毎度名乗りながら登場する央児の濃すぎるキャラはもちろん、猛烈アプローチを躱そうとあれこれ策を講じる司との噛み合わない会話、やや押し付けがましくも見える司のナルシストぶりなど、終始ハイテンションに物語は進行します！ しかし、央児の生い立ちに触れるシーンや、普段はポジティブな央児が司の嘘や言動に傷つくシーンなど、胸がギュッと切なくなる展開も。物語前半では「たとえどんなにイケメンだろうと絶対に靡かない」という鋼の意思を司から感じますが、押したり引いたりしながら最終的には流されてしまう……。ギャグに偏らず、二人の関係性の縮まり方をじっくり楽しめる一作となっているので、ストーリー重視派の方にもオススメです！

＜あらすじ＞
自分よりイケてる男が大嫌いな司は、イケメンでモテモテの央児から「必ず好きになってもらう」と付き纏われている。一向に諦める気配のない央児にいつしか司も陥落し…!?

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花……そんな定番の文句に「抱かれ乱れて花散らす」とくっつけたくなるほど麗しい生徒会長・奏の、暴走ナルシストぶりが楽しいお話です！
奏の趣味「Hな自撮り」をたまたま知ってしまった顔の怖い後輩・音羽とのドタバタエロラブコメなのですが、奏の趣味に対するぶっ飛んだ熱意もさることながら、音羽の暴走っぷりもすごいのです。奏に憧れ想いを寄せる、強面だが寡黙な後輩……かと思えば、自撮りをハ○撮りだと誤解して奏のハジメテを奪いつくしてしまうような隠れ暴君！ 潜在的S度100％！ 愛しすぎて汚してしまう……「好きだったのに」と、泣きながら奏に迫る姿が可哀想で怖くて可愛いんです。
そんな暴虐さに目をつけた奏が「君だけの下僕になってあげてもいい」と言い始めたから、ことはおかしな方向に!? 愉快な仲間たちも巻きこんで、気持ちが落ち着く暇もなし！ 甘々で激しくてクスッと笑える性春BLです！

＜あらすじ＞
Hな自撮り趣味を持つナルシスト生徒会長・奏はある日、エロ自撮りを収めた携帯をうっかり紛失。強面後輩・音羽に携帯を届けてもらい安堵したのも束の間、携帯の中を見たという音羽にめちゃくちゃに犯され…!?

自分の容姿が大好きな高島は、周囲に隠れて自撮りやボディケアに勤しみナルシストな欲求を満たしてきました。ところがある日、自撮り写真を会社の後輩・北村に見られてしまい……。「先輩の顔が好みなんでセフレになってほしいんです」そんな北村の脅迫をしぶしぶ承諾したものの、彼はまさかのEDで!? 自分の美しい容姿にかけて絶対に勃たせてやる……！ そう決意した高島でしたが……？
「綺麗」と言われてコロッと堕ちてしまう受けの高島が、北村のムスコを元気にさせようと躍起になっている姿がコメディチックで可愛らしい♪ 一見寡黙そうな北村が高島の意外な告白に赤面してしまうシーンでは、二人まとめて幸せになってほしいとニヤニヤすること間違いなしです！ 受けの顔の良さにキュンキュンする攻めという関係性に悶える方も多いのではないでしょうか？
物語後半で明かされる北村と高島の出会いや、北村の秘めていた一途な恋心にも注目です！

＜あらすじ＞
隠れナルシストの高島は、会社の後輩・北村にその秘密を知られてしまう。黙っている代わりにセフレになるよう脅されるが、実は北村は学生時代のトラウマからEDで……!?

平穏な生活を手に入れるため地縛霊を追い出したい月尚と、男とエッチしてみたくて成仏できない地縛霊の昴――そんな二人の仁義なき戦いの幕が切って落とされる！
引っ越し先に霊が……といえば身の毛もよだつホラーを思い浮かべますが、こちらは思わず笑ってしまう要素がたっぷりなお話です。童貞でゲイの地縛霊・昴の未練は「男の人に抱いてもらうこと」。対する入居者の月尚は女好きのモテメン……属性からして交渉決裂！ おとといきやがれ！ ……なのですが、素直なわりに人の話を聞かない昴に押しまくられて、ついに二人はベッドIN！ 照れて動揺しまくった昴が引き起こすポルターガイストも、「月尚さんがかっこいいから」と言われ「君わかってるね」と返してしまう月尚のナルシストっぷりも爆笑必至！
ウブな昴の反応やお人好しな月尚の振り回されっぷりが楽しく、「幽霊もの」ならではの切なさも完備。ぜひ二人の行く末を確かめてほしい一作です。

＜あらすじ＞
ナルシスト気味のイケメンリーマン・月尚の引っ越し先にいたのは可愛い顔をした地縛霊の昴。ゲイの昴は童貞のまま命を落としたらしく、エッチできたら成仏すると迫ってきて…!?

「こいつみたいになりたいなあ」なんて冗談で思っていたら、転落事故を機にクールでイケメンの幼馴染・秀と人格が入れ替わってしまった主人公・由岐。病院帰りの突然のキス!? ……からの、ベッドに押し倒されて戸惑う由岐に秀の口から発せられたのは「俺の可愛い顔もっと見せて」だと……！ 実は彼、自分の顔が好きすぎて恋人も作れないナルシストだったのです！ さらに、やけに乳首とお尻が感じることを疑問に思った由岐がそのことを聞くと「自分のエロい姿が見たくて開発してみたんだ」と(笑)。人格が入れ替わった途端にド変態全開な発言をする秀に思わずクスッとしちゃいます。エッチシーンでは、自分の体のイイところを熟知した秀にされるがままな由岐にキュンキュンすること請け合いです！
二人の体が元に戻る日は来るのか？ 元の体に戻ったら秀と由岐の関係はどうなっちゃうの？ ド変態ナルシストに翻弄されるハチャメチャラブコメディをぜひ読んでみてください！

＜あらすじ＞
由岐の幼馴染は、頭がよくてクールなイケメン・秀。コイツみたいになってモテてみたい――そんな事を思っていたら、事故でふたりの人格が入れ替わり…!?