彼の手元に釘付け。
冬が到来するとそこかしこで見かけるようになる手袋。防寒対策の一環として一般的には使用されることが多いアイテムですが、それ以外の用途で着用している人ももちろんいます。過去のトラウマ、ファッションアイテム、制服などなど……着用理由は十人十色。手袋をつけた男性ってなぜかとっても魅力的なんですよね!
ミステリアスなその雰囲気に誰もがきっと酔いしれること間違いなし。今特集のテーマはずばり手袋男子です!
陽気な性格で友人も多い梅谷と端正な顔立ちにクールな見た目のミステリアスな鷲園。いつも手袋をしている鷲園は大学内で「潔癖症」と噂されてはいるものの、実際のところ誰一人としてその真相を知りません。そんな正反対な二人はある日、ゼミでの飲み会をきっかけにグッと距離を縮めていきます。特に二人がゲームセンターに行くシーンでは、人生初の光景に衝撃を受ける鷲園と、そんな彼を慈しみのこもった眼差しで優しく見守る梅谷の姿が印象的です! お互いを思いやっての言動が逆に裏目に出てしまったり、言葉足らずで相手を傷つけてしまったり……。幾度にも及ぶすれ違いにはむず痒さとキュンキュンの波でちょっぴり切ない気持ちになるものの、同時に二人の愛の深さを痛いほどよく実感できます!
また、物語の後半においては電話越しに本心を語る鷲園の姿に注目です!ベクトルは違えど、どこか似た者同士な梅谷と鷲園。気になる恋の行方は本編でお楽しみください!
この人といると俺は優しくなれる――。漫画家を目指す学生の葉治が恋をしたのは、ひとつ年上の爽人。いつも外さない手袋の下に秘密を抱える、優しい人でした。手袋の謎や手紙を書くのが苦手になった過去……聞かれたくないことを聞かれるんじゃないかと怯む爽人、好きな人のことだからこそ理由を聞きたくても聞けない葉治、ふたりの戸惑いが見事に表現されていて切なくなります。ころんと零れる涙も印象的で、グイグイ引き込まれて行きました。手袋の中身ごと爽人を受け容れてしまおうとする葉治がなかなかの男前です……!
また本作には、葉治と爽人のほか、二次のBL小説を書く港×二次創作絵師・スオの若いカップルが、「手紙」をテーマに交互に描かれます。港とスオの出会いのきっかけとなった作品もまた、「手紙」が結びつける人と人との物語なのでした。その繋がりや構成の巧さにも魅了されること請け合いです。
「出会った一流の男に憧れ弟子入りを志願!」というちょっとズレた男が本作の受け・葉山です。顔だけは誰もが認める一流美人ですが、田舎者で住まいもオンボロ四畳半、天然で要領が悪くいつも空回り。それでも僻まず素直で健気なのがとても愛らしいです。その葉山が憧れた一流の男というのが、葉山の目指す完璧なスタイルにビシッと手袋も決まっているイケメン・三枝です。声を大にして言いたい――「気になるかな、ごめんね」などと言ってさりげなく着こなしているミステリアスな手袋が実にエロティック……! 薬を盛られる被害に遭った葉山を優しく“介抱“する三枝の手には思わず釘付け。のちに葉山に触れる前に手袋を脱ぎ捨てるシーンには痺れました!
葉山に「一流」と決めつけられた三枝でしたが、実は本人には一流の自覚はなし。それどころか美人な葉山のズレた言動に振り回されてしまう展開には悶えましたよ~!イケメンふたりの今後も気になります。
「どんな相手も一度きり」というモットーで生きる、パイロットで遊び人の桜庭。ある日、同僚のCAから執拗に迫られたことを機に、不本意ながらも幼馴染兼ライバルの宇梶に「ゲイ」のふりをするよう依頼することに。しかし、久しぶりに距離を詰めていくうちに、長年燻り続けてきた二人の想いに再び火がついてしまい…?
楔ケリ先生初の連載作でもあるこちらの作品!見どころは何と言ってもやはり、白手袋にぴっちりとした制服を纏っている時のキマった顔と、全てを暴かれ淫らに乱れる色欲に歪んだ表情のギャップです!
また、物語が進むにつれて、二人を繋ぐもの、そしてその関係性がじわじわと変化していくのにも注目です!! ただの「幼馴染」から「同業者」の「ライバル」となり、遂には「セフレ」にまでもなってしまった二人…。それら全てが壊れた先で、果たして「特別な人」になれるのか……!?不器用な大人たちが送る、低空飛行な恋の旅を心行くまでお楽しみください!
皇家の御曹司である幸之助は、大学生になってから怪しいお店で遊んでばかり。しかし執事の緋辻にだけは逆らえません。なんとか仕返ししてやりたいと思った幸之助は、怪しい仲間にもらった媚薬を緋辻の紅茶に仕込みます。まったく効き目のない薬を怪しんで、幸之助は残りを飲んでしまいますが……!? 何故か瞬く間に効いてしまった媚薬に苦しむ幸之助。おさまらないムラムラを発散させるため、執事姿のまま手袋越しにしごいてあげる緋辻の余裕っぷりとのコントラストがたまりません! 行為はどんどんエスカレートし、白い液体で汚れる手袋や敬語のままでの実況攻めなど、執事や手袋男子が好きな方には絶品のプレイばかり!執事服とえっちいプレイの親和性に、ヨダレがとまりませんよ~!!
しかし、そんな幸之助に父からアメリカ行きの誘いが。緋辻は幸之助のことを思って背中を押しますが、それは同時に二人の別れを意味しているんです。二人は離れ離れになってしまうのでしょうか……?恋の行方を見届けてください!
名門・立花家に仕えている神崎は、語学堪能、武道にも精通した絵に描いたようなスーパー執事。そんな神崎を唯一悩ませているのが、立花家の一人息子である高校生の一樹です。セックス大好きな一樹は、神崎の忠告も聞かずにだれかれ構わず屋敷に誘い込んでばかり。一樹に秘めた恋心を抱いている神崎は複雑な心境です。しかしある日、挑発を繰り返す一樹にキスされたことで感情を抑えきれなくなってしまい……!? 必死に隠そうとしていたのに、出てしまった本心が切なさを加速させます。そんな神崎の本心を聞いて、「僕を抱け」と命令する一樹。生意気な態度ばかり取る一樹が、神崎の手袋を口で外して誘うシーンは高校生とは思えない淫靡さ!神崎の理性は吹き飛んでしまいます。そのまま容赦なく後ろのイイところを開発されて、一樹は身も心もトロトロに……。
主従関係にあるその関係性はどうなるのか……。手袋フェチに必読の一冊です!
小さいころから「人の心が読める」特別な才能を持っていた佐々木は、情報屋を生業とする中でヤクザの組員・平田と出会います。能力のせいで人生をつまらなく感じている佐々木でしたが、平田と体の関係を持つようになってから徐々に平田の不器用ながらもまっすぐな人柄に惹かれていきます。一筋縄ではいかない二人の関係に悶キュンしっぱなしでしたが、特に佐々木の手袋手●キはフェチみが高く読み応え抜群でした……! 手袋姿の佐々木のミステリアスな雰囲気がさらにエロさを際立たせています。決して他人に本心を見せない佐々木が、平田の前だけ見せる表情が特別感もあり雄みMAXで興奮しました。
また、一見口が悪い平田ですが、エッチのときは考えていることが透け透けで可愛いのも胸キュンポイントです!完璧なように見えて孤独だった佐々木と、そんな佐々木を正面から受け止める平田に心があたたかくなること請け合い! 不器用な二人の幸せを願わずにはいられない作品です。
めちゃくちゃエロくてエモい夢を見ていたはずなのに何も覚えていないという不思議な経験を数回している高校生・梶原と、そのクラスへ転校してきたたまき。まずたまきのフェチ度の高さに目が釘付けになってしまいました!ぱっつん黒髪も両頬にあるホクロも切れ長の目も性癖にガンガン刺さること間違いなしです。
また、フェチみたっぷり美人のたまきと包容力抜群の梶原の濃厚セックスも眼福です。手袋を外すと大きな静電気がおこるためなかなか外せず、それに起因してキスもできないというのも萌えポイント!手袋を外してでも触れ合いたい二人に……キュンです!
もちろん、美麗なイラストだけでなく、丁寧なストーリー展開も見逃せません。キスをトリガーに時空を超えて二人が運命を繰り返すストーリーは、一見複雑に思えますが読めば読むほど梶原とたまきの関係性を浮き彫りにします。ぜひ綿密なストーリーと二人の濃厚なエチエチシーンをお楽しみください。
いかがでしたか?
執事やパイロットなどお仕事男子の手袋、潔癖症などワケあり手袋、そしておしゃれアイテムとしての手袋……。どの手袋男子もワンランク上の萌えを皆さまにお届けしたのではないでしょうか。
眼鏡やスーツなどと同様に、もっと多くの方に「萌えアイテムとしての手袋」を布教していきたいと思います~!
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