ずっと一緒にいるのがあたりまえ
愛のために生きていける
皆さんはBLを読む時、付き合う前の過程と付き合った後、どちらを重視しますか? スタッ腐は......どっちも楽しみたい派です(欲張り) ある時は「付き合うまでのモダモダ感、最高~」♡♡♡となるし、またある時は「くっついた後の話をもっと読ませてくれ~」とのたうち回り......。主観で申しますと、一般的な作品の場合、付き合うまでの道のりにスポットを当てているものが多いように思います。しかし、実際付き合ってからの方が意外と大変だと思うんです。紆余曲折を経て長く恋人関係を続けているカップル......さぞかし素敵なお話を読めるに違いない! そう悟った我々は今回の特集テーマにしちゃいました!! 長年連れ添った同性カップル、すなわちそれは「夫夫(ふうふ)」!!
一緒にいると安心だけど、好きすぎて不安にもなる。そんな可愛い関係性のふたりの同棲生活をのぞき見♡
天然ワンコで性欲旺盛な修と、ちょっとツンデレ気味の美青年寛太郎。ふたりとも職場が別々で、寛太郎は出張に行ってしまうこともしばしば。その度に不安に駆られ、帰って来たら全力でお迎えするワンコな修が可愛いです。カボチャとこんにゃくとごぼうがおかずに出て来た時の「繊維たくさんだな...」など、長い同棲生活ならではの日常の何気ないツッコミに生活感が溢れています。出張後は便秘になるからエッチできないという微笑ましい(?)エピソードも大好き。
エロシーンは修のガッツキ感がいい! カンちゃんもそれに流されつつ妖艶な姿を見せてくれます。さらりとした絵柄なのに汁感たっぷりの濡れ場は艶かしいです。
慣れきってマンネリ化しているわけではなく、初めての時のように相手の体を求めたり、過去の恋バナや他の男の影にヤキモキしたり、ちゃんと恋する気持ちがあるのがすごくキュンとくる一冊でした♪
好きなひとの匂いってイイ匂いに感じますよね?イイ匂いがきっかけで付き合って同棲まで始めてしまうのがこちらの作品です。
洋司は異常なまでに発達した嗅覚「超嗅覚」の持ち主で亜紀良の匂いが大好き♡ ただいまと同時に亜紀良を押し倒し匂いを嗅いだり、亜紀良に他の男の匂いが付いていると分かれば、半ば無理矢理エッチに持ち込んで「マーキング」! 嗅覚も犬並みですが、行動もどこか犬っぽい(笑) しかし、ただのリアルワンコ攻めではございません。亜紀良の脇を舐め、あられもない部分を嗅ぎ、抱き合って混ざり合う匂いに欲情し......そうです! S系変態ワンコです!! 一方、亜紀良もクンクンされることへの羞恥に耐えきれなくなったり、「匂いだけが好きなのか?」と不安になったりと洋司に振り回されっぱなし。でもなんだかんだで全て受け入れちゃうところがまさにできた嫁♡ エッチなフェティシズムとピュアラブのバランスが最強サイコーです!!
レトロな雰囲気、夫婦のようなふたりの関係、温かみのある家族とご近所さん......全てが心に染み入り何度でも読み返したくなるこの作品! 「好き」「愛してる」など、ストレートな言葉で伝えるわけではないけれど、ふたりの言動から読んでいくうちにじわじわ好きあっているのが伝わってきて、思わず「尊い......」と口から漏れ出てしまいます!(こんなにぴったりな言葉があることに感謝) 特に好きなのが旅行先でのキスシーン! 付き合いが長いだけあって、イチャイチャからキスまでの自然すぎる流れにドキドキとニヤニヤが止まりません! 濃厚エロシーンを何度目にしていても、この洗練されたキスシーンには感動すら覚えました。
ご飯が作ってあったり、出かける前のちょっとした会話だったり。そんな日常の何気ない幸せがずっと続いていくんだろうなぁと、この先のふたりを妄想してまた萌えてしまう......。ハッピーすぎる萌えサイクルを是非体感してください♡
現役刑事の日島は、恋人で元同僚の榎津と同棲2年目の恋人関係。バディというだけでもおいしいのに、リアルに恋人同士! 早速萌えました!! とにかくふたりの間に流れる柔らかな空気が最高すぎて、切実にこの家の観葉植物になりたいとおもってしまう......。まるで伴侶のような彼らですが、その反面、どこかモヤモヤと燻るものがありました。鍵となるのは榎津のびんぞこ眼鏡。3年前のある事件に巻き込まれた際、視力をなくし刑事を辞めてしまった榎津。今や雰囲気や職業も変わった彼に、日島はずっと負い目を感じており、その描写が何とも切ない......。そんなある日、日島は犯人を追っている最中にびんぞこ眼鏡をかけていない榎津を目撃するのですが......? 眼鏡がないと生活できないのに!? しかも榎津が会っている相手がまさかの......!?
一筋縄ではいかないけど、想い合っている大人たちの等身大で柔らかいラブストーリー。読み終えたらきっと、切なさと愛しさが溢れだします。
他愛もないやり取りをして時々けんかして、毎日じゃなくていいから、たまにいちゃいちゃする。これはスタッ腐が描く理想的な夫夫(ふうふ)像なのですが、本作品のふたりは、まさにそんな夫夫(ふうふ)関係の道のりの途中にいるようなカップルです!
とにかく何でもないようで愛を感じるやり取りにニコニコします。日常のちょっとしたすれ違いだったり、レスだったりが切り取られていて、長年付き合ってるからこその悩みが愛おしい! このカップルはおそらくリバありなのですが、喧嘩をして、樟一が車を洗っているのを見て、いつもは攻めの海が「俺もこんな風に大事にされたい」と抱かれる妄想をしてしまうシーンにかなり萌えてしまいました......! リバが苦手な方でも「これはアリ!」と新たな扉を開いてしまうかもしれません!
相手の異変にすぐ感づけるところや良い感じの遠慮のなさ、ラブラブな行為への気恥ずかしさと、付き合いが長いカップルならではの萌えポイントがたくさん見られる作品です。未読の方はこの機会にぜひどうぞ!
出会いは17。全寮制おぼっちゃま学校に通う少年たちは、ゲーテについて語るなかで恋を自覚し、雪の降る日に親の反対を押し切って駆け落ちした──。耽美に耽美を重ねたシーンから始まる本作......実際は32歳熟年カップルの現実を描くドタバタコメディです!
エリートリーマン・御厨と、翻訳家・日下。15年も同棲生活を送る仲なのに突然日下が別れ話を切り出した!? 美少年時代の回想シーンを交えながらその理由を探っていくわけですが、リアルな問題に直面する現在と耽美150%の過去......この対比が本当に素晴らしくて! 年を取ることへの恐怖、約束を破ってでも守りたい秘密......。様々な葛藤を抱えて恋人関係を続けてきたことがひしひしと伝わってきます! 「27の自分たちが一緒にいる所は想像ができた」「でも32という年齢は17の俺たちには未知すぎて」このセリフから伝わる心情の繊細さに涙しました。
元美少年耽美カップルのドラマティックな日常。恋人同士の温かさに加え、家族の絆も感じられる作品です。
付き合って10年、同棲生活も6年目。順風満帆な恋人関係を維持してきた陸人と丈。ダジャレのような作品タイトルですが、ゲイカップルの穏やかな生活に癒され、同性愛ゆえの問題勃発にハラハラできる、心に響く素敵なストーリーが楽しめます。
長く一緒に住んでいるカップルに起こりがちなセックスレス問題(めんどくさいし、と一蹴)に始まり、家族へのカミングアウト、世間一般から向けられる「普通なら」という言葉の棘......などなど、「BLはファンタジー」と思いつつも、本当にありそうな問題・シチュエーションの数々に胸がしめつけられます。恋人への愛と現実とのはざまで葛藤する陸人が、親にも丈にも嘘をつき、そのたびに苦しそうな表情を見せるのが印象的で......。それだけに、終盤で陸人が「俺の人生をもらってくれない?」と丈に投げかけるシーンは感動の嵐でした。
ゲイカップルのリアルを求めたいけど、重すぎるのはイヤ。そんな私が楽しめるBLに出会えました。
幼少期から可愛い可愛いと言われて育ったおかげで(?)立派なナルシストになってしまった三角。自分は女子より可愛い=男でも抱きたくなるハズだ。こんな考えの人が身近にいたら十中八九ひきますが、なぜだか三角が言うと可愛く思えてしまいます(笑) そんな彼の自己愛を満たすために利用されたのがバイト仲間の吉丸。ぼーっとした性格ゆえに、みるみる流されて気付けば三角で童貞卒業! 離れる→再会→セフレ→離れる......を繰り返し、34の時にようやく結ばれるのです。この「待ってました!」感が本当にたまらない!! 「出逢った時からずっと三角はかわいい」という吉丸のセリフは、愛で溢れていて思わずウルッときました。また、自分のことを可愛いと信じて疑わなかった三角が、30を過ぎて急に加齢による変化(肌状態など)を気にし始めるのもリアルでとっても可愛かったです♪
19歳で出会ったふたりの20年愛に心臓をギュンと掴まれる一冊。ゆっくりふたりの関係性を追いたい、そんなマンガです!
いかがでしたか? 今回の特集では、日常の何気ないやり取りもハラハラドキドキするようなトラブルも楽しめる作品が多かったように思います。5年、10年、20年と年月を経るごとに深まる絆......。恋人というよりも人生のパートナーと例えるにふさわしい、安心感のある関係性に癒された方も多いはず。コロナ禍の昨今、こんな愛に出会いたいものです!!
たくさんの愛のお裾分けに、身も心もポカポカになった特集でした♪
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