完璧なスーパーダーリン、略して「スパダリ」。
そう、やっぱりみんな大好きスパダリ攻!スパダリキャラっていろいろありますが、今回は「年の差スパダリ」がテーマです。前回の「スパダリ」特集で目覚めた方、元々スパダリが好きな方、どちらも楽しんで頂けるよう珠玉の作品をピックアップいたしました。
年上イケオジにメロメロになっちゃう男子、スパダリメーターぶっちぎりの年下攻めくんなどその圧倒的な包容力やスマートさにクラクラしちゃってください♪
では年の差スパダリはじまります!
紳士リーマン×特殊体質男子!すけべなハプニングで始まる恋
予期せぬ展開で、たまたまエッチなシチュエーションになってしまうこと。その名はズバリ「ラッキーすけべ」。本作の主人公・南部は、そんなラッキーすけべ的ハプニングを繰り返してしまう特殊体質男子です!!
体質ゆえにセクハラ人間のレッテルを貼られ会社まで辞めてしまった南部。彼のアンラッキーな日々は、イケメンリーマン・吾野に出会ったことで急展開を迎えます。水を浴びせた上に股間に顔ダイブというコンボをキメた南部に対し、なんとこの吾野は優しく気遣ってくれたのです! このハプニングを機に距離を縮めていくふたりですが、とにかく紳士的な吾野の言動に南部は胸キュンしちゃうわけで.....。柔らかな笑顔で「毎回ハグで歓迎されてるみたいだ」なんて言われたらそりゃもう恋に落ちるのも必然ですよね!?とにかく吾野のスパダリみが強すぎる!!そして彼の一挙手一投足にメロメロな南部がオトメンすぎてもうっ.....! 傍から見れば完全に両想いにも関わらず、嫌われたくない一心で核心をつかないふたりの距離間がじれったーい! でもソレがイイ!!そんな彼らの関係を進展させるきっかけにもなるのもやっぱりラッキーすけべ。スタッ腐のイチオシは、「服の中のヤモリ捕獲作戦」と「クローゼット内で秘密の×××」です♡ぜひお楽しみに!
Wイケオジとミステリアスな若者が織りなすNTR三角関係ラブ
NTR(寝取られ)要素が入っているにも関わらず、最後は丸く収まり重すぎない。そんな不思議な魅力を持つ三角関係BLはいかがでしょうか。
イイ感じに枯れているイケオジ教授の山代と奥園(50代)、そして探偵事務所の調査員の空木(30代)という3名が本作の中心メンバー。学生時代からの仲である山代と奥園。両想いにも関わらず、直接的な行為には至っていないもよう。というのも、彼らの恋愛関係は第三者を挟むことで成立しているのです。端的に言うなら「山代の愛した人を奥園が寝取る」、この繰り返しでした。愛する山代の「あと」を追い続けることに喜びを感じる奥園と、その執着心を自分に向け続けるために逃げる山代。なんて歪んだ関係!!そこに空木という若者が加わることで関係はさらに歪に.....! かつて奥園にフラれた過去を持つ空木は、山代と付き合うことでわざと自分を寝取らせるよう仕向けるのです! このビックリ展開こそが彩景先生の成せる業。
恋との向き合い方が拗れすぎてて、まさに「犬も喰わない」この3人。結ばれ方が正攻法ではないところに魅力が詰まっている気がします。ミステリー小説のようでいて、純文学のようでもある本作。イケオジふたりの恋路に敢えて挟まれにいく空木がどうなるのか、最後までお見逃しなく!
無自覚スパダリ×乙女ゲイ! 胸キュン度200%の甘々再会BL
幸せって何だろう。そんなことを終始考えてしまうハートフルな王道BLを続いてご紹介。
ゲイかつ可愛いもの好きな乙女男子(ヒゲ)の佐久良は、親を安心させるために通い始めた婚活相談所で年下の幼馴染ユースケと再会。イケメンになったユースケの無自覚たらし攻撃に胸キュン頻発、ハートは決壊寸前! 想いを断ち切るかのように婚活に専念するも、やはりうまくいきません。普通の幸せを手にすることができず苦悶する彼を救うのがユースケでした。「本当はお姫様になりたかった」という本音を知ったユースケが放つ「俺のお姫様になってください」の威力たるや! かっこよすぎてチビります! 初見で「えっ、これ本当にスパダリ攻なの?」と疑ってしまった自分をバチボコに殴りたい.....。
晴れて結ばれたふたりですが、恋人になったらなったでノンケとゲイという違いが佐久良を苦しめ、目頭が熱くなることもしばしば。ユースケの「好き」を信じられない佐久良がグチャグチャに泣きながら「好きが普通に受け入れられてきたお前には分からない」と想いを吐露するシーンは必見です。好きな人も好きなものも、男だからという理由でダメになってしまう。こんなツライことがありますか!(号泣)
王子様な年下と乙女でヒゲな年上。ちょっぴりほろ苦いチョコレートのような作品をお求めの方にオススメです♪
和装フェチさんも! 傲慢権力者と美人巫のエロあま厄祓いBL
神社に行くとパッと目を引く存在といえば、巫女さんですね。今回ご紹介する作品の主人公・ミナミは、「厄受けの巫」という珍しい仕事をしています。
他人の厄災をその身に受けるという特殊能力はBLでも非常に珍しいように思いますが、この特徴ある設定に加え、麗しい巫装束と神職にふさわしい美しい容姿。厄を受けると黒く染まる体もどこかエロティックでため息がこぼれます。本来なら依頼主の厄受けしかしないミナミですが、仕事先で出会った堂上の厄を成り行きで祓ったことで日常生活に変化が!? 一方、堂上の方も特殊能力を持つミナミに興味を抱き、以後クライアントとして度々ミナミを指名するように.....。この堂上が典型的なスパダリ攻でして♡やや傲慢で受からの印象は悪いのですが、なんせ行動のひとつひとつがカッコイイ! そして、欲しいものを手に入れるためには手段を選ばないという点でも100点満点のスパダリっぷり! 傲慢な態度は愛情の裏返しというヤツです。そんな堂上に徐々に特別な感情を抱いていくミナミの心理描写もこれまた100点! 戸惑いながらも堂上の行為を受け入れるシーンのエロさと言ったら!!「そういう意味で」汚れのない体がぐっちょんぐっちょんに乱れる様子に生唾ゴクリ必至です。
一風変わった設定の王道ストーリーとして、あらゆる腐女子に読んで頂きたい一作でした!
3時間だけは本当の恋人… デリヘルホスト×悩める学生に涙腺決壊!
女性向けのサービスしかできない.....と戸惑いつつも、大人の余裕を醸しつつ圧倒的スパダリ力を見せてくる圭さん。信号手前での気遣いや、さり気ない手のつなぎ方.....。顔の良さと性格の良さが相まって、これが理想のスパダリだぁ.....と感服してしまうこと間違いなし!! 初々しい反応を見せるナルちゃん(受)の様子も相まって、エロシーンは非常に艶めかしい! エロももちろんですが、この作品はシリアスシーンがとっても重要。ノンケに恋することに苦しんで「普通」の恋愛を探すナルちゃんと、仕事を続けるうちに「普通」を求めなくなった圭さん。
「普通」って何なんだろう、「好き」って何なんだろう、を深く考えさせられるようなストーリーに最後は思わず涙してしまいました。 全く違うけど似た者同士のふたりが運命のように出会う作品。本当の意味での愛、この作品を読めばきっと何か感じられるのではないでしょうか。ギャグ・エロ・シリアスの至高!!
是非読んでみて欲しいです!
殺し屋オヤジ×健気娼夫のダーク&バイオレンスな純愛BL
「このまま彼を連れて彷徨っても安息の地はどこにもない」──実は殺し屋だったイトウさんは初めて上からの命令ではなく「殺意」によって殺人を犯してしまい、組織を追われ命を狙われるようになります。ふたりはすべてを捨て愛の逃避行に走りますが、待っていたのは不自由と血飛沫の日々で.....
とにかく暗い! 見ているこっちも生きた心地がしません。それでも幸せが溢れているのは、ふたりの間だけに交わされる優しい眼差しゆえでしょう。アタッシュケースいっぱいの札束を見せ「これでやりたいことをしなさい」と言ったり、客本位のセックスばかりしてきたキョウスケをベッドの上でお姫様のようにエスコートしてくれたりと、キョウスケのためなら平気で銃もぶっ放すイトウさんのスパダリ度は200%。生まれた星が違えば幸せだっただろうに.....。
不潔オヤジ×美少年の輪●、暴力、猫耳メイドプレイなども拝めてしまう闇の腐女子必見の作品となっております。お見逃しなきよう!
メス堕ち待ったなし!玩具開発担当とAV男優の汁だくラブバトル
伝説の元AV男優にして現アダルトグッズ会社社長が、あまたの女性ユーザーを虜にする現役人気AV男優を、自社のおもちゃで優しくメス堕ち! ふたりのエロメンによる豪華な汁だくおもちゃエッチが満喫できます。
古賀に与えられた快楽が忘れられず、その影響で失敗させてしまった撮影のツケを払うべくゲイビデオのネコ役として出演するハメになるりょうですが、それを聞いて古賀は「君が他の男に抱かれるのが耐えられなかった」と、自らビデオに出演しようとします。伝説の男優はここまでスパダリだった!!
出会いが「おもちゃメーカー社長と出資先のトップ男優」だったため、時折古賀がりょうを「寿様」と呼ぶのもたまらない!
“即オチ2コマ”な表紙も必見。「おもちゃなんかでイくわけない!!!」と息巻いたタイトルの真横で、絶頂寸前で涙目のりょう。さすがAV男優? な舌足らずの喘ぎ声がとってもカワイイです♡甘エロ大好きな方は是非お手に取ってみてください。
執着系マスター×ワンコ男子 包容力がパネェ年の差BL!!
俺の腕の中だけが相手の世界になればいい.....余裕綽々そうにみえるマスターは、実は超絶重い男!
メガネ、ツーブロ、ヒゲという、一見チャラめのオジサママスターですが、中身は若干拗らせていて、そのギャップが可愛いです。
いろんな経験をしてきたからこそ、簡単に恋愛関係に踏み込めないというジレンマも、オジサマ攻めならではですよね! 受に対して手を出さないと決め、頑なに自分の気持ちを押し込めようとしているのが、大人の拗らせ感があります。しかし、「手を出さないというかたーい覚悟をしていたのに ころっと落とされたんだ。覚悟しておけよ」と、ストッパーが外れてからのマスターはスパダリ感が止まりません! 言葉責めなどの超テクニックで攻める感じもたまらない! 「初めて」で不安な受けを、優しく、時に大胆にリードしていく包容力.....。大人の男性だからこそできる気づかいも最高です。
最初の抑え気味で大人なマスターと、後半のスパダリなマスター。そのギャップにやられてしまうこと間違いなしです。
以上8作品を紹介してきましたが、今回の特集はいかがでしたか?
改めて読んでみるとスパダリがなぜ時代を超えて支持されているのかがよく分かりました! これからもドシドシ受を愛して攻めてメロメロにして頂きたいものですね♡