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1966年映画作品一覧

ジャングル大帝

人間に育てられた白いライオンの子・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編マンガです。アフリカ、赤道直下のジャングル地帯。そこにジャングルの王・白いライオンのパンジャがいました。しかしパンジャはハンターに殺され、その王女は、動物園へ送られる途中の船の中で、王子を産み落します。王女はその子をレオと名づけ「アフリカへ帰り、父のあとをついで王になりなさい」と言いきかせて船から逃がします。そのあと、あらしで船は沈み、王女は死んでしまいました。やがてレオが流れついたのは、アフリカではなく、アラビア半島の港町でした。レオはそこでケン一という少年にひろわれて育ちます。それから1年後、月光石というエネルギー原石を調べるための調査団が、アフリカにある幻の山・ムーン山へと向かうことになり、ケン一とレオもそれに同行することになりました。初めてアフリカのジャングルを見たレオは、そのやばんな殺しあいの世界をきらいます。しかしやがて自信をとりもどし、弱い動物たちを守る動物王国を建設して、りっぱなジャングルの王者として成長していくのでした。
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映画化

「ジャングル大帝 劇場版」

【出演】

レオ:太田淑子 / ライヤ:松尾佳子 / トミー:明石一 / マンディ:勝田久 / ココ:田村錦人 / パンジャ:緑川稔

【あらすじ】

ジャングルを治めていた白獅子の王パンジャが、ハンターの罠にかかって命を落とした。捕獲された妻エライザは、輸送途中の船上で一子レオを出産する。父の遺志を継ぐため、生後間もないレオは海に飛び込み、泳いでアフリカへと渡った。パンジャ二世の帰還を動物たちは歓迎するが、仲間同士の喰い合いを好まない優しいレオは、昔気質のサムソンたちとの間に溝を作ってしまう。しかし、長老マンディの協力により、ついにジャングルに畑とレストランが完成。レオの強い勇気と理想は次第に認められ、実を結んでいった。そんな折、レオたちの前に“死神”と呼ばれるサミー、ジュニア、ディブが現れた。凶暴な3匹はレオを倒し、食物を搾取する。ジャングルの平和のため、不屈の闘志を見せるレオ。その姿に、マンディはパンジャの面影を見た。 -『虫プロ手塚治虫長編三部作』よりストーリーを転載-

【制作会社】

手塚プロダクション・虫プロダクション

【スタッフ情報】

原作:手塚治虫

監督:山本暎一

脚本:辻真先 / 演出:林重行、永島慎二、勝井千賀雄、瀬山義文、北野英明、平田敏夫 / 原画:斉藤博、彦根範夫、赤堀幹治、上口照人、正延宏三、林政行、内田有紀彦、坂口尚三、石井元明 / 音楽:富田勲 / 演奏:森田吾一 / 録音、効果:岩田広一 / 音響:田代敦巳、明田川進、内田かほる / 技術:清水達三、三沢勝治、原屋楯男、大岩久剛、島敏之、高橋武、辻本幸七 / 特殊技術:安田隆亘、田崎茉沙夫、橋爪朋二 / 編集:古川雅士、島田羨子、尾形治敏 / 現像:東洋現像所 / 作画技術:沢井裕之 / 動画:沼本清海、進藤満尾、杉野昭夫、良知由敬、上梨壹也、神宮慧、小川隆雄、猿山二郎、西村宏、溝上憲司、木内真文、新田雅利、牛越和夫、川端宏、荒木伸吾、金山明博、白畠豊彦、新田敏夫、内海武雄、若林常夫、三浦晃志、樋口雅一、岡崎邦彦、谷沢豊 / 背景:鈴木森繁、大脇章子、平林茂、片岡淳子、太中正子、彭いそ、田島和加子、渡辺毅、水谷昇、田口一夫、石井顕、渡部孝、渡辺英博、中橋進 / トレス:鶴田淑子、田口和子、近藤和枝、磯野雅子、旗野淑子、遊佐恵子、角谷洋子、川田道子、西牧道子、呉美恵、鎌形嘉子 / 彩色:松本双葉、日高皎子、五月女正子、堀斗志子、織田恵美、八嶌真珠美、小山江似子、進藤富子、落合幸世、福永雅子、阿部万里子、大石悦子、清水和子、根岸有子、桐原千勢子、佐野礼子、榎本雅子 / 美術:伊藤信治、八村博也、阿部幸次、吉原一輔、大野静子 / 資料:野崎欣宏、清水武彦 / 動物監修:小原秀雄 / 制作担当:もり・まさき / 進行:小山暉、八幡正、岩崎正美、茂木聡一、金村吉男、安達登 / 制作事務:浜端多恵子、富岡正江、木村暉子、中村朝子 / 渉外:箭内進、米山安彦 / 提供:ビデオプロモーション

【公開日】

1966年7月31日

【書店員・編集者などオススメレビュー】

白いライオン・レオの一生を描く不朽の名作
まゆびー(シーモアスタッフ)
母・エライザが動物園へ輸送される途中で生まれたレオは、ジャングルの王・パンジャの血を引く白い雄ライオン。母から「ジャングルへ戻りなさい」と命じられたレオは、輸送船から逃げ出します。なんとかジャングルへ戻れたレオは、平和をもたらす王になれるのでしょうか?動物園への輸送船で生まれた白ライオンのレオが故郷に戻り、困難に立ち向かいながら成長していく壮大な物語。レオは動物たちや人間たちとの出会いと別れを経験しながら、ジャングルを守ろうとして奮闘します。仲間との絆が濃厚に描かれており、ラストは涙なしではいられません。自然の厳しさや人間の愚かさを鋭く描く世界観は手塚先生らしく、発表から70年たった現在も色あせない名作です。手塚治虫先生が手掛けた本作は、1950年代に「漫画少年」(学童社)に連載されました。今も光を放つ感動の物語を改めて楽しみたい方はぜひご購入を!

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