電子コミック大賞2025
漫画(まんが) ・電子書籍のコミックシーモアTOP > コミックニュース > あいち・なごやアニメ映画祭で細田守劇場9作品を一挙上映 トークプログラムに登壇
あいち・なごやアニメ映画祭で細田守劇場9作品を一挙上映 トークプログラムに登壇

2025/11/11 12:14

国際アニメーション映画祭「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」で行われる、細田守監督作品の特集上映の全ラインナップが発表された。併せて、細田監督がトークプログラムにゲスト登壇することが決定した。

国内外の監督にスポットを当てる企画「ディレクター・フォーカス」の第1回として行われる細田監督作の特集上映。細田監督の原点と言える「デジモンアドベンチャー」「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」の2本、東映アニメーション時代の作品「ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」に加え、「時をかける少女」「サマーウォーズ」「おおかみこどもの雨と雪」「バケモノの子」「未来のミライ」「竜とそばかすの姫」といった、細田監督が手がける全劇場作品9本が一挙上映される。

トークプログラムでは、「時をかける少女」のプロデューサーで、映画祭のフェスティバルディレクターを担当する井上伸一郎氏を聞き手に迎える。この発表に伴い、井上氏と映画祭のアーティスティックディレクター・数土直志氏からはコメントが到着した。

12月12日から17日まで愛知県名古屋市内で今年初開催される「あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」、通称「ANIAFF(アニャフ)」。同映画祭では、「クリエイター・ファースト」の視点から多くの作品を創出し、名古屋からグローバルに向けて発信することで、アニメーション文化・産業の発展と振興に貢献することを目指す。国際コンペティション部門、ニューウェーブ部門など6つの部門で多くの作品が上映されるほか、多彩なゲストを迎えてのトークやワークショップ、シンポジウムなどが行われる。

井上伸一郎(フェスティバルディレクター)コメント

細田守監督の特集上映を行えることによろこびを禁じ得ません。2016年の東京国際映画祭でも細田監督の特集上映「映画監督 細田守の世界」を行いましたが、今回はその時には上映されなかった「ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」が上映されます。細田監督はその後の9年間で「未来のミライ」「竜とそばかすの姫」を発表。最新作「果てしなきスカーレット」の公開が11月21日に控えています。この作品が世界配給されることで、細田監督の国際的な評価はますます高まることでしょう。「果てしなきスカーレット」は復讐の連鎖を断ち切るために、主人公たちが時空を超えて自らの心と向き合う物語。19年前のオリジナル劇場アニメとしての監督第1作「時をかける少女」と通じ合うテーマを持った作品です。この機会に、細田作品に通底するテーマや表現をぜひ味わっていただきたいと思います。上映と合わせて行われるトークセッションでも皆様に喜んでいただける企画を準備していますので、楽しみにお待ちください。

数土直志(ANIAFFアーティスティックディレクター)コメント

ANIAFFでは日本が世界に誇る映画監督・細田守にフォーカスします。その豊かな才能の軌跡を見渡すものです。
映画界にセンセーションを起こした「時をかける少女」から2021年の「竜とそばかすの姫」まで6作品を一挙に上映するかつてない企画です。細田守作品に一貫して流れるテーマ、そして驚くほど変化に満ちた作品群を確認できるはずです。
さらに細田監督の原点ともいうべき東映アニメーション時代の劇場3作品「劇場版デジモンアドベンチャー」「劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!」「ワンピース THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島」をラインナップしました。現在は劇場上映がほとんどなく、スクリーンで鑑賞できる貴重な機会です。監督・細田守はどうやって生まれてどこに向かうのか、最新作「果てしなきスカーレット」と合わせればきっと見えて来るはずです。

※2025/11/11 16:03追記:記事初出時、コメント内の作品名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。

「第1回あいち・なごやインターナショナル・アニメーション・フィルム・フェスティバル」

会期:2025年12月12日(金)~17日(水)
会場:ミッドランドスクエア シネマ、ミッドランドスクエア シネマ2、109シネマズ名古屋などの上映施設、名古屋モード学園&HAL名古屋ほか5カ所を予定

(コミックナタリー)

お得情報をGET!登録してね

▲ページTOPへ