国際アニメーション映画祭「東京アニメアワードフェスティバル2026(TAAF2026)」のメインビジュアルが公開された。「TAAF2025」でアニメ オブ ザ イヤー部門の個人賞・アニメーター部門を受賞した谷田部透湖と、美術・色彩・映像部門を受賞した市岡茉衣が手がけている。
2026年3月13日から16日にかけての4日間、東京・池袋で開催される「TAAF2026」。メインビジュアルには、日本の象徴である桜と富士山を背景に、子供から大人までが春の訪れを祝福するさまが描かれている。谷田部と市岡からはコメントが到着した。
また「TAAF2026」の公式サイトでは、本日11月1日にアニメ オブ ザ イヤー部門「みんなが選ぶベスト100」の投票受付がスタート。2024年10月1日~2025年9月30日までに上映・放送・配信された作品から、ファンの投票によって選ばれた100作品を対象に、アニメ業界の第一線で活躍しているプロフェッショナルによる投票で「作品賞」「個人賞」、一般ユーザーによる投票で「アニメファン賞」を選出する。なお「TAAF2025」のアニメ オブ ザ イヤー部門の作品賞では、劇場映画部門に藤本タツキ原作による映画「ルックバック」、TVシリーズ部門に山田鐘人・アベツカサ原作によるアニメ「葬送のフリーレン」、アニメファン賞に「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」が選ばれた。
谷田部透湖コメント
毎年「東京アニメアワードフェスティバル」のメインビジュアルが発表されるたび、その魅力的で素敵なイラストに惹かれていました。まさか自分が今年、そのご依頼をいただくことになるとは──嬉しい驚きでした!
TAAF事務局の皆さまとの打ち合わせでは、「TAAFらしさ」を感じるさまざまなモチーフ案をいくつもいただきました。その中から、「日本を象徴する富士山」、「開催地・池袋をイメージしたフクロウ」、「3月開催に合わせた桜」などを選び、ビジュアルに盛り込んでいます。
また、例年のビジュアルには老若男女が楽しそうに描かれている印象があったので、今回もできる限り画面いっぱいに楽しげなキャラクターたちを描き込みました。商業アニメ作品のようにキャラクター性を強く出しすぎると映画祭らしさが薄れてしまう一方で、シンプルすぎても印象に残らないかも……と、そのあたりのバランスを探りながら、楽しく制作しました。
背景美術は、以前お仕事でもご一緒した市岡茉衣さんにお願いさせて
いただき、より美しい桜や富士山の表現を高めていただきました。
世界中のアニメーションを愛するクリエイターが日本・池袋に集うお祭り「東京アニメアワードフェスティバル」に、少しでも華を添えられたら幸いです。多くの笑顔と感動が生まれる、素敵な映画祭になりますよう心より願っています!
市岡茉衣コメント
谷田部さんに声をかけてもらい感謝と共に、この様な機会にまたご一緒にお仕事できることを嬉しく思います。美しいキャラクターがより華やかに見えると感じていただければ幸いです。
「東京アニメアワードフェスティバル 2026(TAAF2026)」開催概要
日程:2026年3月13日(金)~16日(月)
会場:東京都 池袋
(コミックナタリー)