鬼灯の冷徹 ブラックナイトパレード 働かないよ！ロキ先輩 ガイコツ書店員 本田さん 社畜と幽霊 ぼく、オタリーマン 聖☆おにいさん 高機動無職ニーテンベルグ 社畜！ 修羅コーサク いきのこれ！ 社畜ちゃん よしふみとからあげ ヨルムンガンド コレットは死ぬことにした テルマエ・ロマエ

閻魔大王の陰で地獄を統率する主人公・鬼灯は筋金入りのワーカホリック。人員補充のため桃太郎の部下3匹をスカウトし、隙あらば「これは亡者への拷問に使えないか」と頭を捻り、平気で連日徹夜し、たまに「視察」ついでに現世へ降り立ちライブに繰り出している文字通りの“仕事の鬼”です。
ちなみに鬼灯だけでなく、閻魔庁の記録課に在籍している葉鶏頭（はげいとう）さんも「仕事に没頭するあまりハゲた」という実績の持ち主。

本作に登場する印刷所「アスガル社」は心底羨ましくなるほどの超ホワイト企業。昼過ぎ出社は当たり前、火曜日から飲み明かし、電話対応のやり方を忘れるくらい仕事も入りません。そんなアスガル社に在籍している社員も、まるで仕事しないロキにおっとりしたOL・カーラ、頼れる兄貴分・大槌通、堂々と旅行に行く社長とその愛人……などなど呑気で楽天的な面々ばかり。しかし社畜根性の抜けない凡人（あだ名：ジェームズ）は仕事を求めて今日も叫びます！　凡人の揺れる心情に、思わず応援したくなる作品です。

連日続く深夜残業＆上司からの無茶な要求＆デキない後輩のせいで常にやつれている背山さん。そんな背山さんに、オフィスに住まう幽霊少女がさまざまな霊障を起こすという漫画。呪いのメッセージを残されても作成途中のデータが残っているかの方が大事な背山さんは立派な「社畜」です。おどろおどろしい絵柄なのに、背山さんにちょっかいをかけては「仕事の邪魔をするな」と一蹴される幽霊がだんだん可愛く思えてきます……。